2003 09 22

曇り空

土曜から水曜日まで連休なので、ちょっと遠出しようと思っていたのだが、台風接近で中止。 がっかりだよ。

だからと言うわけではないが、妹の誕生日祝いにデジタルカメラを買った。 CASIO の QV-R40。 今、妹が使っているのは、俺が最初に買ったのをやったもの。 何年前だったかな。 今度買ったのは、画素数は約4倍、光学3倍ズームつき。 なのにサイズは半分ちょっと。 値段も半分ちょっと。 今更ながら、技術の進歩にびっくりだ。 便利な世の中になったものだなぁ…と、何だかもう爺さんのような感慨でね。

爺さんと言えば久米宏。 ニュースステーション降板の理由は、本人曰く 「適切な言葉がすぐに出てこなくなったから」 だそうだ。 それが本当の理由なのかどうかは知らないが、以前に比べてスピードが鈍ったことは確か。 ま、ここらが引き際なんだろう。 そう思っていたのだが、自民党総裁選前にあった候補者へのインタビューを見て、ちょっと久米君を見直した。 結構巧いのだ。 政治家独特の、とろくさいどうでもいい話しを、いいタイミングで切って次の質問を出す。 質問そのものは番組が予め用意したものだろう月並みなものだったが、だからこそ余計にタイミングが重要なのだ。 何かこう 「スイッチが入った」 ような久米君を、この人が本当にやりたかったのはバラエティじゃなくて報道だったのかな、などと思いながら見ていた。

そうそう、今はもう随分昔、ニュースステーションがそれなりに人気が出てきた頃の或る日、ニュースの後にコメントを挟む久米君を見て、母が言ったこと。

「この人、ニュースの後につい口を滑らして、本音を言ってしまうよね」

これには結構びっくりした。 今でも覚えているくらいに。 あんな、あからさまに庶民向けなコメントを、口を滑らしたという演技を、真に受ける人がいたってことに。 しかもそれが自分の親。 ドラマの役から俳優の性格を決め付けたりするほど愚かではないのが、ニュース風番組となると騙されてしまうのは、権威に弱い人の性か。 ちょっと情けない思いをしながらも 「そうだね」 なんて、話を合わせてたんだっけ。

総裁選は、予想通り小泉再選。 注目は組閣か。 派閥がどうとかはあんまり興味が無いんだけど、川口外相は再任するのかどうかは気になるな。 そこに、今後の北朝鮮への姿勢が現れるような気がして。

+

木の実の1

いかにも秋の気配の赤い木の実。 半球形の台座に並ぶ小さく歪な円に、一つ一つの実がくっついていたのだろう。 この台座を見て、デーモンのジンメンを思い出すのだが、ジンメンなんて殆どの人が知らないのだろう。

他力本願

自由に動けない植物だから、種を遠くに運ぶには工夫が必要だ。 蒲公英は、綿毛を身に着けて風に乗る。 林檎などは、美味しい実を提供して、他の動物に運んでもらう。 こいつは、動物の毛皮や人の服にくっつくことで、遠くに運んでもらう。 簡単かつ確実で効率がいいのは、こいつの選択かな。 家に帰ってズボンの裾を見ると、しっかりこいつがくっついていた。

食事中

丸々と太ってなお食欲旺盛。

ところで、何で人ってのは、毛虫や芋虫を気持ち悪いと思うんだろう。 子供の頃は何とも無い人も多いが、大人になると殆どの人が駄目。 めったに見ないから気持ち悪いのか、それともあの形が駄目なのか。 田舎で蜂の子を食べてる人たちは、同じような形の蜂の子を、大して気持ち悪いとも思わずに食っている。 それは、これが旨いものだという了解があるからだろう。 そんな彼らなら、芋虫を気持ち悪いとは思わないのだろうか。 それとも、旨いものは平気だけど、食べられないものはやはり気持ち悪いんだろうか。

窓の外は、今にも雨が降りそうな雲。