2000 02 23

論理的思考

スケートボード、じゃなくて、キックボードだっけ。 あれを籠に入れて疾走する自転車を見た。 なんか違うだろ、それ。 と思ったのだが、やっぱり他に誰もやってないところで一人ってのは、抵抗あるのかな。

「天才は、99%の努力と1%の閃きだ」 と言ったのは、エジソンだったかな。 この言葉、努力が大切だって意味で言われることがあるが、それは違う。 「閃きがなければ、どんなに努力したって駄目だ」 と言っているのだ。

「数学なんか勉強しても、何の役にも立たない」 と言う人がいる。 数学が役に立たないのは、当たり前だ。 中学高校までの数学は、線形の世界だけを扱う。 式の処理だけできちんと答えをだせるからだ。 ところが、線形で記述できるのは、現実世界のほんの一部の現象だけなのだ。 現実は非線形のカオスの世界で、答えらしきものを導き出すのには膨大な数値計算をする必要がある。 ほんの僅かの初期値の違いで、全然違った結果が出てきたりして、やってみなきゃ判らないことが多い。 習った数学では全然力不足なのだ。 なのに、数学は削られるばかり。 どんどん役に立たないものになっていく。 中学で微積分を叩き込んで、高校では現実のモデリングと数値計算の技法をやれ。 そのぐらいやらないと、数学の有用性なんてわからないだろう。 逆にここまでやれば、 「数学が論理的思考のトレーニングになる」 という言葉も現実味を持つだろう。

どっかの大学の教授が、 「英語ができない女性は娼婦になる」 なんて言って、ゼミの生徒から抗議されてるらしい。 教授もまだまだ甘いね。 俺の高校、数学の先生は、 「セーラー服を崩して着るような女は、将来売春婦になる」 と言っていた。 物理の先生に至っては、 「スカートの丈が長い女は、将来セックスマシーンになる」 と断言していたぞ。 いいね、論理的思考って。