相変わらずの西新宿勤務。 今はそれほど忙しくも無いが、来月後半には夜勤かもしれないと思うと、もうそれだけでぐったりだ。 はぁ…
と、ちょっとブルーになったりしていた帰りの電車の中。 広げただけで全然読んでなかった本から顔を上げると、目の前に立っているパンツに見覚えがある。 どこで見たんだったかなぁ…と記憶を探りながら更に顔を上げると、シャツにも見覚えが。 そしてその上の顔にも。 と、ここまで来てようやく思い出した。 朝、電車の中で俺の前にずっと立っていた人だった。 その人を見たのは、多分今朝が初めてだと思う。 もちろん全然知らない人。 目の前に女の人が立つと、とりあえず美人かどうかチェックをするのだが、この人は失礼ながらハズレ。 という訳で、特に注意を払っていたわけでもない。 それでも、1時間ずっと視野の内にあると、結構憶えているものなんだな。
毎朝同じ時間、同じ電車の同じ位置に乗っていると、知った顔ができてくる。 ただそこに乗っているというだけのことだが、それでも年齢性別に関係なく顔を覚えていく。 適度な反復による学習である。 まったく無駄な学習。 本当に全く無駄な。
どうせなら、電車の内装を教科書にすればいいのに。 低下著しいらしい子供の学力の補強にもなるし、英単語なんか書いてあると、サラリーマンの役にも立つだろう。 あ、でも、どうせなら電車の壁よりも、英単語模様のレースのキャミソールなんかの方がいいな。 当然、綺麗なお姉さんで。 キワドイ位置の単語から、もの凄い勢いで覚えるぞ、きっと。 あと、スリットから時々覗く太腿とか、わきの下とかに書いておいてくれるのも良し。 胸の谷間なら尚良し。 いや、いっそ俺に書かせてくれないか。 おおっ、想像しただけで燃えてきた。 頼むよ京王電鉄。 料金倍でいいから、勉強専用車輌を作ってくれ。
ちなみに俺の場合、料金が倍だと660円。 余裕で払います。