魔法の鏡
ふと思いついた。
白雪姫に出てくる魔法使いの王妃だが、多重人格だったのではないか?
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」
「それは、あなたです」
これは、魔法の鏡が答えたのではなくて、自分の中のもう一人の自分との会話だったのではないか?
例えば、王妃になったのは美しかったからで、それ以外には何もないと思っていて、それが年とともに衰えていくことに恐怖して、常に鏡を見て自分がまだ美しいことを確認しなければならず、でも、鏡に映る顔には以前よりもしわが増えたような感じがして、 「まだ大丈夫、これぐらい大丈夫」 と自分に言い聞かせて… そんな毎日が、自分を肯定してくれる自分を作り出してしまった。 というような。
という設定で話を作り直してみたら、ずいぶんイヤな白雪姫になった。