バレンタインにはまだまだ遠い11月に見つけた、校舎裏の風景。
後輩 「せっかくのお昼休みに呼び出しちゃってごめんなさい…」
先輩 「い、いや! 気にしないで良いよ!」
後輩 「あ、あの… 先輩! これ… 貰ってください!」
先輩 「お、俺に? あ、ありがとう!」
後輩 「せ、先輩… あのわたし… 先輩が…」
先輩 「…(ゴクリ)…」
山岡 「やれやれ、こんなチョコを人に食べさせようとしてるようじゃ、ほんとに好きかどうか怪しいもんだ」
先輩 「な、何だあんたは! 後輩がせっかく…」
山岡 「今日の放課後もう一度この校舎裏に来てください。 こんな女が作ったチョコよりずっとうまいチョコをご覧に入れますよ」
これ、へらへら笑いながら読んでいたのだが、ふと振り返ってみると、俺もたまに山岡のようになっていることがあるような気がしてきた。 特に仕事で。 気をつけよう。 まあ、ここまで酷くはないと思うけど。
仕事、ようやく落ち着いてきた。
また新宿御苑。 紅葉が更に進行中。
今日、にわかカメラマンを最も惹きつけていた紅葉。 木の下は新宿駅ホーム並の人混みだった。
新宿駅近くにある雷電稲荷神社の狐。 阿吽とも籠の中。
籠の狐の脇に、先代らしい壊れた狐がいた。 ああ、いや、 「壊れた」 ではなくて 「壊された」 か。 当代が籠に入っているのは、壊されないためだな、たぶん。
祟る力を無くした神様の、これが末路ってことか。