散歩。 浅川の土手を南平まで歩いて引き返すつもりだったのだが、久しぶりに歩く南平の町並みになんだか懐かしくなって、そのまま平山まで行ってしまった。 南平に住んでたのって、もう8年も前のことなんだよな。 しかし、ちょくちょく散歩であの辺りを歩いている気がするのだが、なんで今日に限って妙に懐かしく感じたんだろう。
桜並木の階段にいた鳥。 ズームの倍率が高いと、あまり近付かなくてもそこそこ大きく撮れるのがいい。 しかし、足を止めてレンズを向けられるのは、鳥にとっては警戒と緊張を掻き立てられるものらしい。 少々距離があっても、カメラを向けると落ち着きがなくなる気がする。
菜の花だよな? こんな時期に咲くんだっけ?
一つだけ壊れてた。 いったい何があったのか。
夫の浮気を知った。 しかも相手の女が妊娠していた。 その女を事故に見せかけて腹の子共々殺そうとしたが失敗した。 しかしショックで女は流産。 ザマアミロと思ったが、許すにはまだ足りない。 街で見かけて後をつけて、ここで水子供養をしているのを知った。 だから壊してやった。
思い浮かぶのは、そんなロクでもない話ばかり。
平山城祉公園から見る景色。 巨大クレーンが好きな俺には、心踊る光景だったりする。
多摩テックが閉鎖されたのが2009年だからもう5年前。 しかしこれは、褪せやすいはずの赤が妙にくっきりしていて、5年も放置されているとは思えない。 定期的に手入れをしているように見える。 跡地がどうなるか決まらないから、とりあえず前のままにしてるのだろうか。 それとも、実は全然手入れなんかしてないのかな。
ついでに 火事の跡 がどうなっているのか見てみたのだが、どうにもなっていなかった。 朽ちたり崩れたりすることもなく、前に見たときとそう変わらない感じ。 中を覗いてみたら、黒く焼け焦げたところが、今もツヤツヤと黒かった。
自動車はボロボロ。
そのまま奥に進んでいくと、私有地なので進入禁止と道が封鎖されていた。 前に来た時にもこうだったか、もう記憶にない。 いや、前はここまでこなかったのかもしれないな。
そうそう、宗印寺の裏山から平山城祉公園に向かう途中のことだが、だんだん空気が焦げ臭く視界も悪くなってきて、火事かと思ったら焚き火だったのが逆に驚いた。 建て込んだ住宅地の中、奥行き1mもない狭い庭で焚き火をしていて、激しく立ち上る煙と臭いで辺りは酷い有様。 火事だと通報されてもおかしくないレベル。 近所の人は何も言わないのだろうか。 それとも、散々文句を言ってるけど無視なのか。
2時間近く歩き回ってさすがに疲れたので、帰りは平山城祉公園駅から電車で。 車窓から見える景色が、ちょうど今日歩いた道の振り返り。 ぼんやり眺めていて、どこか遠くに行きたいなと思った時にはもう高幡不動なのだった。