「怠いから家で待っとく」 と言う父を残し、近所を一人で散歩。
もう結構長いこと介護施設に通っているのだが、慣れはしてもやっぱり疲れるらしい。 施設に行かない日は、食事以外は寝ているだけってことも多い。
ちょっと疲れるぐらいの刺激があるのが脳に良いそうで、その意味では介護施設は程良い感じなんだろう。 程良く疲れてくれると家に帰って余計なことをしないので、それは俺にとっても良いことなのだが。
夜中にトイレに行くことが多くて、あまり良い睡眠がとれていないことも影響しているのではないかと思うのだが、この辺りは精神神経科の医者に訊いても 「歳を取るとそういうものですよ」 と返ってくるばかり。
しかし、しばらく前に風邪で内科の病院に行った時に頻尿対策も込みで薬を処方されたのだが、その時はちょっと体調が良かった気がするんだよな。 うーん…一度内科に行ってみるかな。
黄斑亀虫(キマダラカメムシ)
近所でたまに見かけるのだが、実は東南アジアが原産の外来種だそうだ。 今からおよそ300年前に長崎の出島にやってきて、そこから九州に広がり、温暖化の波に乗って北上中とのこと。
長崎に来たのが、冒険なのか、逃亡なのか、うっかりなのか、ちょっと気になるところだな。
向島用水路には水車があるのだが、この水車をわざわざ止める人がいるらしい。 警告の看板が立ってた。
日野時の公共施設である水車小屋の水車を枯れ枝等を使用し止める行為は、刑法第261条に規定する器物損壊にあたり、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処せられます。
警告が通じる相手なら良いんだけどね。 馬鹿な人かと思ったら賢い烏の仕業でしたなんて、割とよくある話だし。
しかしこの水車、わざわざ止めるまでもなく、たいてい止まってるんだよな。 今日も停止中。 もちろん、たいてい止まっていることは、たまに動いているのを止めて良い理由にはならないのだが。
まあ、俺が見るのは月に1回有るか無いか、しかも土日限定だし、わざわざ警告を出すあたり、俺の想像以上に動いているのかもしれないな。
あ、いや、俺と同じで土日が休みって可能性もあるのか。 自分が休みの日毎に同じく休んでいるのを見て、あいつはいつも休んでいると思うとか、むしろ俺の想像力がどうなんだって話だな。
多摩都市モノレール沿いの道路のガードレールの支柱のキャップには、一本一本ロゴマークが刻まれている。 多分 「S」 だろう。 もう何度も、と言うか何年もこの道を歩いているのだが、こんなマークがあることに今日まで気付かなかった。
で、せっかく気付いたので調べてみた。
これは旧新日鐡のロゴマークだそうだ。 新日鐵、正式には新日本製鐵株式会社は、住友金属工業株式会社と2012年に統合して新日鐵住金株式会社となった。 その時にロゴマークも変わっているので、2012年以降の製品にこのマークは使われていない。
もう少し細かく言うと、ガードレールなどを作っていたのは新日鐵のグループ会社の日鐵建材工業。 これが道路・土木商品事業統合により、住友金属グループの住友金属建材と合併して、日鐵住金建材となり今に至る。
この日鐵住金建材のサイトで沿革を見ると、いろんな会社が徐々に統合されていく様子がよく判る。 鉄鋼業界も大変そうだな。
ところで、道路脇にあるものを一括りにガードレールと言っているが、ちゃんと種類や規格があり、実はガードレールでは無いものもあるのだそうだ。
ガードレールは、自動車が道路からはみ出すのを防ぐためのもの。 なので作りが頑丈。 支柱が自動車から見てガードレールの反対側にあるのも、自動車がぶつかることを想定しているため。
これに対して、人が道路にはみ出すことを防ぐのはフェンス。 相手が人なので、強度はそれほど要求されない。 その代わりか、自由にデザインできることが売りになっているらしい。
それと、ガードレールは日本語では 「鋼製防護柵」 というのだそうだ。 なんか強そうだな。 鋼製防護柵協会(STEEL BARRIER ASSOSIATION 略して SBA)というのもあって、これまた強そう。 バリアーとか、ねえ。