2006 02 25

オリンピック

妹の誕生日にと買うはずだった掃除機を、今日、やっと買った。 妹の誕生日は9月。 今は2月。 うむ…

トリノ・オリンピック。 俺にとっては、何時の間にか始まって終わっていたのだが、母には大変なイベントのようだったらしい。 「フィギュアスケートで荒川さんが金メダル獲ったときなんか、もう凄かったんだから」 と、妹。 「そうなの?」 と訊いた俺に、母の答えて曰く

もうね、あんまり綺麗なもんだから、涙が出てきてね。 すっごい綺麗だったんだから。 それで、泣いたせいで眼鏡が曇ってきてね。 演技が終わったから眼鏡を拭くんだけど、早く拭かないと、点数が見れないでしょ? それで慌てて拭いてたら 「うわっ」 て歓声が上がって、1位だっていうじゃない。 それで、 「よしっ!」 て、眼鏡持ったまま思わず力んで、ぱきって…

だそうだ。 確かに彼女の演技は優雅で綺麗だったが、それで泣いて眼鏡を壊すとはね。 ま、そんな理由なら、眼鏡を壊しても笑ってられるだろうけど。 ちなみに、母のひいきは村主選手。 可愛いのがいいらしい。 可愛いか? 俺には埴輪に見えるのだが。

ところで、金メダル授与後、日の丸を掲げて場内を滑る荒川さんの姿を、NHKはほとんどカットしたらしい。 生中継にもかかわらず、その間は他の選手やら録画やら壁やらを映していたんだとか。 村主さんのインタビューはまあいいとして、壁って…。 感動を伝えるなら、ウイニングラン(?)なんて良いシーンだと思うのだが、NHK的には違うんだろうか。 日の丸が都合が悪いのか?

思いやり

シートの色を変え、窓にシールを貼り、車内アナウンスをして携帯の電源を切るように呼びかける。 それでも足りないと判断したのか、最近、優先席の窓には目立つ黄色の帯が貼られ、吊り輪も黄色に変えられた。

これまで携帯の電源を切らなかった人は、気付かなかったからではない。 面倒だからだ。 そんな人たちがこれを見たって、何も変わらない。 と思ったが、 「おもいやりぞーん」 と平仮名になっているのに気付いて、ちょっと考えが変わった。 これは、子供を使った間接攻撃が狙いなのだ。

「おもいやりぞーんって何?」

「携帯の電源を切るところよ」

「え? でもあのおばちゃん、メール見てるよ?」

みたいな。