2015 04 25

霧の中

霧の中

散歩から帰ってきたとき、すぐに家に入るのではなく、廊下の手摺にもたれて暫く景色を眺めていることが多い。 今日もそうだった。 で、眺めた景色が、モノレールを界に薄くなっているのに気がついた。 霧だろうか。

子供の頃、濃い霧を抜けて別の街に行く夢を何度か見たことがある。 どんな街だったのか、そこで何をしたのか、もうほとんど覚えていないのだが、そんな夢を見たことだけは覚えている。 こんな景色を見ると、そんな夢を見ていたことを思い出して、霧の向こうの半透明な街があの夢の中の街なんじゃないかと妄想するのだ。