小泉君がハンセン病訴訟の原告側(元患者+α)と会って、その後すぐに控訴断念となった。
会う名目が何であれ、会ってしまえば、原告の側は自分達の訴えが認められたと解釈し、そこで控訴となれば、裏切りだと思うだろう。 会わないこともマイナスイメージ。 会ってなお控訴するのもマイナスイメージ。 イメージ先行の高支持率が命綱の小泉君としては、取るべき道は一つしかない。 と言うか、タイミングがよかったんだろうな。 目玉だった田中真紀子外務大臣がちょっとマイナスになってて、どうしたものかと思っているところに、都合よく彼らがやってきたのだ。 小泉君が本当にやりたいことは、多分ハンセン病とは直接の関係は無い。 だから、原告の言い分を認めても、困ることは何も無い。 ということで、遠慮なく人気の回復呪文 「控訴断念」 を唱えるのだ。
なんて見方をするのは、控訴断念が人気を上げることにつながると思うからで、なぜそう思うかと言うと、ハンセン病だからなんだな。 判りやすくインパクトのある見た目。 あれを見たら、ほとんどの人は患者の側に立って、控訴しないでやれよと思うだろう。 かつては、その見た目の故に迫害されたのだが。