だいたいどこも似たようなものだが、ここでは東京新聞を例に。
4月はこんな感じだった。
やっぱり、おかしいよね
文部科学省の問題である。
国家公務員法違反に当たる組織的な天下りのあっせんが同省だけで六十二件に上り、歴代の事務次官や人事課長ら計四十三人が停職や減給などの処分となった。
法律を守るのは行政権限の執行者として当然だが、教育行政をつかさどるものとしてはより高い倫理観が求められてしかるべきだ。
その立場にある者が、法律を平然と犯す一方で「道徳」教育を推進し、人の道を説くのは、滑稽ですらある。 国は、道徳教育を進める前に、国民の手本となるべき官僚自身に倫理観や順法精神を教え込んだ方がいいと言うのは、言いすぎだろうか。
これが7月になるとこうなる。
文部科学省前次官の前川喜平氏も、今は禁じ手の天下り問題で処分されたくらい部下の面倒見がよく、「ミスター文科省」と評されたという。
安倍首相の友人が理事長を務める学校法人の獣医学部新設をめぐり、「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪められた」と衝撃の告白をしたのだ。
自身の力不足のために「まっとうな行政に戻すことができなかった」とも言っている。 ぜひ、国会で真相を語っていただきたいが、自民党は国会への参考人招致を拒んでいるという。 それが「まっとうな政治」なのか。
天下り問題で辞職するのに退職金を8000万も貰う税金泥棒扱いだった前川君は、今では、天下りの斡旋をするほど面倒見がよく、頻繁に風俗に通って貧困調査をする素晴らしい人になった。
その場の都合で主張がコロコロ変わる。 上げたり落としたり、掌を返したり。 一見節操がないようだが、根本のところでは全くブレてないんだよな。
安部政権を攻撃したい。
これについては首尾一貫していて、そのための武器を臨機応変に使い分けているだけなのだ。 ついでに言えば、悪い奴を攻めるためなら少々悪いことをしても問題無いと本気で思っているから、臨機応変の幅が常人よりも少々広いのだな。
いや、武器については、ある程度の自制はしてるんだろう。 共謀罪改めテロ等準備罪の扱いを見ると、そう思う。
この法案が通ると中国のようになるぞ!
法案の危険性を認識させるのにこれ以上の脅しは無いと思うのだが、誰もそう言わないんだよな。 まあ、全く言わないことで、逆に雄弁に語っている状態だったりするのだが。 この辺りが彼らにとってのブーメランであり諸刃の剣なのだと。