夫婦別姓に向けて、来年にも民法改正案提出だとか。
民主党の政策はどれも 「なんだかなぁ…」 って感じだが、その中にあって夫婦別姓だけは評価できる。 反対も根強くあるらしいが。 実際、これまでにも何度か提案されて、その度に自民党保守派(つまり主流派)の反対で潰れてきた。
反対意見として目立つのはこんなところか。
夫婦同姓を文化だと言うのは、まあ確かにそうなんだよな。 でも、逆にだからこそ、法で強制しなくてもほとんどの人がそうするだろう。 そんな中で、そうしたくないという少数派の人に対してまで同姓を法で強制する意味があるとは思えない。
また、法で強制するのであれば、 「同姓にしないことによって社会に与える不利益」 がなければならないのだが、そんなもの、漠然とした 「文化」 以外に思いつかないし、法で強制しなければ廃れるような文化なら、もう廃れても良いだろうとも思う。 まあ、文化に対する思いが軽いのが問題だと、文化重視派は言うんだろうけど。
夫婦別姓が家族の崩壊を招くことになるのか。 これは正直言ってよく判らない。 長年一緒に暮らすことでできる絆みたいなものは、名字が違う程度では変わらないと思う。 が、その一方で、判り易い形があった方が強くなり易いような気もする。 まあ、そんな気がするって程度でしかなくて、これもやはり強制するようなものでもないと思うのだ。
あと、夫婦別姓の国の方が犯罪率が高かったりするけど(近いところでは中国と朝鮮)、犯罪率の高さは家族の崩壊とは関係無いだろう。 中国や朝鮮は、儒教的な家長制度みたいなものが、今も根強く残っているみたいだし。
まあしかし、最近の調査だと賛成反対がだいたい半々らしい。 どっちにしても、残りの半数が不満に思うことになる訳だな。 であれば、折衷案として、昔のように氏と姓とを厳密に区別して扱うのはどうだろう。 あまり知られていないようだが、氏と姓は違うのだ。
で、新しい世帯であれば、新たに氏を決める。 姓はそのままで、ミドルネーム扱い。 氏-姓-名。 例えば俺なら、 「相上-渡邊-博之」 みたいな。 これなら、結婚で名前が変わる不都合が片方だけにならなくて済むし、新しい氏で頑張ろうみたいな気にもなるんじゃないかな。 子供の名前もバラバラになったりしないし。
ああ、でもこれだと、妻としてはよくても、母親としては姓が子供に引き継がれないから、やっぱり不満は残るのか。 それに、実際にこうなったら事務システムの変更が大変だろうな。
とあるバス停の時刻表。 日曜祝日8:32の一本のみ。 バスに限らず、交通機関は行きと帰りを考慮して運行を決めると思っていたのだが、週に一本ってのはどーゆーことなんだろう。 連休でもない限り、一度乗ったら、帰って来れるのは来週。 遠く離れた二つの場所を週毎に交代する住み込みの集団がいるとか?