気が付けばもう2月も終わり。 早いなぁ。
桶川だったか、ストーカーが女の子を刺し殺した事件。 「警察の怠慢が娘を死なせた」 として、両親が県を訴えた裁判の判決は、 「警察の怠慢が、ストーキングによる名誉毀損を招いた」 として慰謝料の支払いを命じた一方で、 「それは刺殺と直接結びつくものではない。 殺害までは予見できなかった」 と、殺害への責任は認めないものだった。 遺族はこれを不服として控訴。
最近は殺人にまで至るケースも増えているようだが、それでもまだ、ちょっと脅せばぴたっと止む気弱なのがストーカーの主流なんだろう。 そう考えると、実際警察は怠慢だったのだろうが、判決の後半部分もありかなと思う。 しかし、県側はそうは思わなかったのだろう。 責任逃れになりふりかまう余裕もなかったのか、よせばいいのに 「最近の若者は性に奔放」 とか 「遺書は空想」 だとか、遺族の神経を逆なでするようなことを裁判で言ったらしい。 遺族が控訴したのは、判決の内容よりも、 「ここで何もしなかったら、娘にも非があるような県側の主張を認めたことになる」 という思いの方が大きかったんじゃないだろうか。 せめて娘の名誉は守りたいという思い。 娘を守れなかったという罪の意識の反動。
ところで、これを報道するにあたって、 「警察はいったい何のためにあるのでしょうか?」 という両親の言葉が何度も流される。 遺族がそう言いたくなる気持ちは判らないでもないが、ニュース番組のコメント屋さんまでもがそう言うのは、ちょっと間抜けだな。
警察は体制を守るためにある
判っているくせに。
一青窈のCDを買ってきた。 さっきからずーっと、もらい泣き。 ええいああ…