2002 04 28

デビルイヤー

デビルマン。 小学校の時には一生懸命見ていたのだが、高校ぐらいになると、思い出して笑う対象になっていた。 目の下の線とか、プロレスラーみたいなパンツとか、見た目もいろいろだが、オープニングの歌詞もポイントの一つ。

デビルイヤーは地獄耳

「地獄耳って、どこが悪魔の力だよ」 なんて、友達とへらへら笑っていたのだな。 しかし、今になって考えてみれば、デビルイヤーを笑った俺は馬鹿だった。 あらゆる局面において、重要なのは情報である。 どんなに遠くの会話も聞き取ってしまう地獄耳は、物凄く強力な武器になるのだ。 一時期騒がれていたエシュロン(だっけ?)も、現代版のデビルイヤーだし。 もちろん、そうして得た情報を現実に行使する力あってのことだけど。

デビルイヤーとは関係もないけど、ちょっと前の朝のやじうまワイド。 殺人か安楽死かで問題になっている女医への直撃取材の映像の後、アナウンサーがこんなことを言っていた。

個人情報保護法案が通ると、こうした取材も映像も駄目になるんですよ。

引き出せた言葉は 「今は話をしないことにしている」 だけ。 顔にはモザイク。 それ、 「駄目になる」 って言う前からもう十分に駄目じゃん。 わざわざこんな例を使って、個人情報保護法案に反対して見せるのは、ワイドシュー報道の無意味さ・馬鹿馬鹿しさを、より強調してみせるためだろうか。 こいつ、本当は賛成派じゃないのかな。

ふーん、新潟の選挙で自民党が負けたのか。