昨日のことだが、俺と同じぐらいのおっさんと30前ぐらいの若手(?)が話しているのを、聞くともなしに聞いていた。
「それをやると、けっこう時間がかかりますよ?」
「どのぐらい?」
「うーん… だいたい3倍ぐらいかかるんじゃないすかね」
「3倍って… お前はシャアか。 いや、シャアは速くなるのか」
「しゃあって何すか?」
「え? あー、そういう世代かぁ。 俺等は3倍とか真っ赤とかはシャア以外無いんだけど、もうガンダムでもないんだなぁ」
「ああ、ガンダムですか。 すいません、ちょっと勉強しときます」
そう言えば、俺の会社の若手も同じようなことを言っていたな。 ガンダムぐらい知っとけよと言われた彼は、わざわざ休みの日に当時流行ったものを見てみたそうだ。 その結果、
と、見事なまでのゼロ回答をしてた。 彼なりに気を使って、一応見たってことにしたのかもしれないが。
ところで、銃身の内側に螺旋状の溝を掘ることで、打ち出す弾丸に回転を与えて直進性を上げるのがライフル。 溝を刻むことをライフリングという。
ガンダムの主力兵器はビームライフルなのだが、あれはいったい何が回ってるんだろう。 ビームライフルで弾丸の代わりに打ち出されるのは確かミノフスキー粒子なのだが、粒子が回ったんじゃビームにならないよな。
久しぶりに多摩センターまで歩いてみた。
高幡不動では、何かの行事をやっていたらしい。 派手な袈裟の坊さんと稚児が行進していた。
最後尾の坊さんには、キョンシーの額の札みたいなのがたくさんついた天蓋が翳されていた。 この天蓋、本当は水平になるようにすべきものなんだろう。 でも、今日の持ち手には無理だったんだろうな。 いかにも体力無さそうだし。
キョンシーも、今はもう知らない人の方が多いのかな。
多摩動物公園を少し過ぎた辺りに咲いていた躑躅。 満開。
トンネルの中に市の境界の標識がある。 目的地の多摩センターは多摩市なのだが、その途中はずっと八王子市。 モノレールの駅だと、多摩センターの一つ手前の松が谷まで八王子市。 八王子は無駄に広い。
小さな公園の中央に立つ大きな公孫樹。 市指定天然記念物なんだそうだ。
大塚神明社境内の大イチョウは、神木として地元の人々から大切に保存されてきました。
幹の周囲は七メートル、高さ約三十メートル、樹齢およそ五百年といわれる大木です。 四方に枝を張り、乳と呼ばれる大きな気根が多数下がり、古木の風格を示しています。 秋に黄金色の葉を落とす様はすばらしいものです。
神明社に残されている最も古い記録は、寛文三年(一六六三)のもので、それ以前から神社はまつられていたものと思われます。
なお、神明社は多摩ニュータウンの建設にともない、近くの八幡神社境内に移されています。
樹の前の看板にはそう書かれていた。 樹はいいとして、神明社の扱いはちょっと軽くないか? なんて思いながら木陰のベンチで一休みして、立ち上がったときに反対側にも看板が立っているのに気が付いた。 そっちには
危ないので、木の下にはいらないで下さい。
とあった。 古い枝が落ちてくることがあるらしい。 危ないなら危ないと表の看板に並べて立てておけよ。 そっちの方が大事だろ。
説明中の
乳と呼ばれる大きな気根
がこれ。
公孫樹の気根がどんな条件でできるのか、どんな機能を持っているのか、まだよく分かっていないのだそうだ。
乳に見立てて安産祈願の対象になったりしている場合もあるらしい。
雄にできることもあるし、雌でもできないものもある。 ある程度成長しないとできないが、成長したから必ずできるというものでもない。 この辺りは乳にも似るが、安産祈願の対象としてはどうなんだろう。 どうでもいいか。
大きめが好きな俺だが、こんな垂れたのは要らないな。
半分程残っている蒲公英の種。 飛ばなかったのか、飛べなかったのか。