今月一杯で日記才人が閉鎖するんだそうだ。
何年前だろうか。 日記才人の前身である日記猿人の時代に、この日記を登録した。 日記猿人に、どこからたどり着いたのかは覚えていない。 登録番号は、確か800番台だったと思う。 当時、この800という数字に、 「同じ様なことをやっている人が結構たくさんいるんだな」 なんて思ってたんだよな。
日記猿人には、更にその前があったらしいのだが、俺は知らない。 俺が登録した当時の日記猿人は、リンク集というよりはコミュニティだった。 俺はそうした場は苦手で、端の方から眺めている感じだったが。 それでも、日記猿人を通じて、何人かとは実際に会ったりしたんだよな。 できるだけ人付き合いは避けたいはずの、この俺が。 奇特にも 「会いませんか？」 なんて言ってくれてる人を、 「ひょっとして、もてない奴がターゲットのデート商法なのか？」 なんて警戒したりしながら。
登録人数が4桁になって、増加速度がちょっと落ち着いたぐらいのときが、見てる分には一番面白かったかな。 俺自身は相変わらず遠目に眺めている感じだったが、コミュニティの中心の方では、コミュニティよりはむしろプロレスと言ったほうがしっくりくる感じだった。
登録数が5桁に入ったあたりから、コミュニティという性格が薄れてきたように思う。 ああ、いや、薄れてきたのは、コミュニティというものに対する俺の興味かもしれないな。
同じ頃、日記猿人から日記才人に移行した。 新しいシステムのはずの日記才人は、基本的に重くて、繋がらないこともしょっちゅう。 それに、 「日記才人」 という名前が、俺にはどうもしっくりこない。
そんなこんなで、だんだん足が遠のいたのだった。 そして今は、ただ登録が残っているだけの放置状態。
それでも、なんだよなぁ。 普段はすっかり忘れていて、何かの拍子にふと思い出す程度なのに、閉鎖されるとなると寂しさを感じるのは何故だろう。 「そりゃお前がヒマだからさ」 と、ミギーの奴なら言うんだろうか。