痛い話は夏に多い。 それはきっと、もともと無駄に開放的な馬鹿を、夏が更に開放的にするからだな。 読売新聞から。
27日午後10時45分頃、石川県かほく市大崎の大崎海岸で、「夫婦が砂浜の穴に落ちた」と男性から119番があった。
消防署員が約1時間後、砂浜に掘られた穴の中から男女2人を引き上げ、病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。
同県警津幡署の発表によると、2人は金沢市湖陽、会社員出村裕樹さん(23)と妻で事務員の里沙さん(23)。 共に頭を下に上半身が埋まった状態で見つかっており、窒息死とみられる。
同署などによると、里沙さんと友人の男女5人は、9月1日に誕生日を迎える裕樹さんを驚かせようと、27日昼過ぎ、砂浜に約2.4メートル四方、深さ約2.5メートルの落とし穴を掘り、シートで覆って砂をかけておいたという。 穴の中からはマットが見つかり、周辺からスコップやはしごが見つかった。
穴を掘った友人が実は奥さんの浮気相手で、夫に保険金をかけて殺すつもりが、誤って自分も落ちて死亡。
なんて真相だった方が、まだ救いがある死に様だな。 葬式とか、やるんだろうか。 参列者にとっては、必死で笑いを我慢しなければならない、ある意味とても辛い時間になりそうだ。
痛い話よりもはっきりと季節性があるのが、怖い話。 心霊現象とか。 そして当然のように、これらに追随して 「科学的に」 否定する話も増えてくる。 以下、all about の記事から抜粋。
- 心霊現象の大部分は、ただの錯覚?
錯覚の延長であることが大部分ではないかと思います。 錯覚とは、視覚、聴覚、嗅覚など、体の知覚器官が受けた何らかの刺激を、脳が別のものと勘違いして認識しまう現象です。
- 幽霊が見えた? 心霊現象にも似た幻覚症状
幻覚は錯覚よりも深刻な精神症状です。 幻覚には見えないはずのものが見える「幻視」、聞こえるはずのない声が聞こえてくる「幻聴」などがあります。
心霊現象も精神医学的な解釈は可能です。 脳内環境、特に脳内神経伝達物質のドーパミンの働きに問題が生じたために、知覚に異常が生じ幻を見てしまうわけです。
幻覚は心の病気の代表的症状。 統合失調症などでよく見られますが、脳内に腫瘍などの器質的病変がある場合にも生じます。
- 霊に取りつかれた……心霊現象にも似た解離性障害
憑依現象も心が病的に解離した結果だと解釈できます。 悪霊に取りつかれたような行動をとる問題については、「憑依という現象がある」という知識が深層心理に働きかけているためと考えられます。
この記事、憑依の解説の最後に
憑依現象はまれなことだと思いますが、万が一起きてしまった場合は、すぐに精神科(神経科)へご相談ください
とあって、思わず笑ってしまった。
精神科に行って、何て言うんだろう。
この記事にあるような知識を持った人なら、
「狐に憑依されました」
とは言わないよな。
「狐憑きという迷信を知ってしまった結果なのか、自分も何故か狐が憑いたような行動をとってしまうことがあります」
なんて言うんだろうか。
むしろこっちの方が恥ずかしいような気がするのだが。
狐憑きと言えば、子供の頃に読んだ 後ろの百太郎 は怖かったな。 あれは、こっくりさんをやっていたのを止めた先生がなったんだっけ。
ま、漫画はいいとして。 心霊現象に対して、こうした説明をしつこくしていくことは、割と大切なことだと思う。 と言うか、もっと積極的に進めるべきだと思う。 今の世の中でも、まだ霊感商法に引っかかる人がいるのだ。 とりあえず、そんな商売の余地が無くなるまでは頑張れ。
今日、通勤バスから外をぼーっと眺めていて、 「パンチラキング」 と書かれたポスターを見た。
「え? パンチラキング?」
と見直したら、
「ランチバイキング」
だった。 何でこんな見間違いをしたのか。 俺にも何かが憑依してるに違いない。