ベランダの手すりに燕。 巣立ったばかりらしい。 隣の薬屋の軒にいた子だろうか。
巣から飛び立って、何とかここまで来たものの、まだ高く飛ぶのは怖い。 そんな感じ。 向かいの電線には親らしい2羽が留まって、しきりと鳴いている。 そこまでのわずか数メートルを、何度も飛び立ちかけては思いとどまり、散々躊躇ってようやく飛んで渡った。 羽ばたきが何だかぎこちなかった。