サスペリア

夕陽。
家の北側から夕陽が見える間が、俺にとっての夏だ。 もうすぐ暑くなる。
Suspiria
子供の頃に見たはずなのだが、どんな話だったか全く記憶にない。
決して一人では見ないでください
のキャッチコピーと、なんとなく怖かったのは覚えているのだが。
とは言え確かに怖かったはずなので、ちょっと期待して見たのだが。 大人になったせいか、あまり怖さは感じなかった。
映像は綺麗。 音響もよくできている。 もっと大きな画面にちゃんとしたサラウンドシステムで鑑賞したくなる。 でも怖くない。
ラスボスが魔女なのも微妙。
キリスト教圏だと魔女狩りの過去があったりするし、魔女が何か禍々しいことを隠れて行っているとかにリアリティがあるのだろうか。 或いは、かつて虐げた連中の子孫から復讐されるかもしれないという潜在的な恐怖とか。 そういうのから遠い文化圏の俺でも、オーメンはちょっと来るものがあったのだが、これはなぁ…。
主役が大して可愛くないのも問題。
いや、主役も、か。 バレー学校なので老若含めて女はたくさんいるのだが、どういう訳か綺麗も可愛いもいない。 セクシーな子が最初に殺されるのがホラーの様式だと思っていたのだが、アメリカンだけなのか? イタリアンだってそうだよな?
とまあホラー映画としての評価は今一つなんだけど、映像は本当に綺麗。 ホラーとして見るんじゃなくて、初期のラッセル・マルケイのような映像美を鑑賞するものとして見るのが良いのかも。
あと、テーマ曲も良い。 ストーリーはほとんど覚えてなかったのに、あのテーマ曲は未だ忘れられない。 何か怖かった記憶も、あのテーマ曲と結びついている気がする。
折角だから調べてみたら、あの音楽はゴブリンというイタリアのバンドの作品だった。 ゴブリン。 最近のファンタジーの世界ではすっかり雑魚キャラのエログロ要員だが、ヨーロッパではまた違うイメージなのかね。
2018年にリメイクされたそうだが、そっちは全く知らない。