事業仕分けがそろそろ終わろうとしているのだが、当初の目標だった3兆円の無駄削減には届きそうにない状況。 まあ、やる前から結果は見えていた訳だが。
それでも、あの場で 「役員の報酬は?」 なんて質問してるのを見て、 「おお、ちょっとは役に立つかも」 と一瞬期待してしまったんだよな。 その先が単純な 「廃止・見直し」 でしかなくて、たちまちがっかりだけど。 俺は、事業費用が中抜きされる構造が改善されることを期待してたんだけどね。 天下り先が元請けとして中間搾取し、事業の実態は丸投げしている構造。 その構造を変えないと、無駄じゃないと判定した事業でもやっぱり無駄に税金が使われることに変わりはないだろうに。
「スーパーコンピューターは世界一を目指せ。 ただし、これまで役員報酬として支払われていた分の費用はカットする。 この削減は純粋に役員報酬分であって、現場の研究者に渡る費用は現状をキープすること」
このぐらい言えば、少しは民主党を見直してやってもよかったのだが。
どんな事業が仕分けの場に上がるのか/上がらないのかの基準が曖昧なままだと、この事業仕分けも、自民党の利権構造を解体して力を弱めるためにやってるように見えてくる。 「ついでに官僚叩きで改革のアピールもできるし、今後の方針転換のために官僚の抵抗振りを見せておくのもいいかも」 なんて、小沢君は考えてるんじゃないのかね。
内藤大助と亀田興毅によるWBCフライ級タイトルマッチは、亀田の判定勝ち。 俺の目には、内藤の方がポイントを稼いでいるように見えたけど、判定は意外に大差がついていた。 内藤は鼻を折ったようで、試合後は人相が変わっていたな。
あと、試合とは直接関係無いけど、TBSがまだまだ亀田で稼ぐつもりなのがよく判る試合放送だった。 ま、これは、俺の逆贔屓目もあるのかもしれないが。