煙草の形

朝焼け。 建物の上から太陽がゆっくり顔を出すのが、なんだか火をつけた煙草のように見えた。 煙草の火はあんなに明るくないが。
煙草といえば、最近は加熱式タバコや電子タバコが増えているらしい。 俺は吸わないので喫煙所にも立ち寄らないから何の実感も無いが、休憩毎に喫煙所に煙草を吸いに行く人によると、そっち派が急増中だそうだ。 その人も乗り換えたと言っていた。
喫煙所が設置されてるのって、煙や臭い吸い殻が出るからなんだよな。 だから加熱式タバコや電子タバコなら、その使用を喫煙所に限定する必要もなさそうなものだが、どうなんだろう。 やっぱり煙草だと思うと人目が気になるのだろうか。
もしそうなら、加熱式タバコや電子タバコを従来とは全然違う形にするのはどうだろう。
例えば、ジュースのカップにストローを刺した形とか。 一見ジュースを飲んでいるようにしか目ないが、実は煙草。 これだと、スマートフォンのケースのように、カップ部分のジャケットの着せ替え用で追加の商売もできる。 どう?
さらに進んで、自動自律秘書型電子タバコはどうだろう。 見た目はスーツを着た森星の、あんなところやこんなところからニコチンを吸引するようになっているのだ。 て、吸いたい気分になった時に呼んでスッキリ。 「またですか? 吸いすぎは感心しま… あ… もう、話してるんだからがっつかないで聞いてください!」 みたいな。 こんなのが実用化されたら俺も煙草を吸うが、喫煙所には個室が必要になるな。
しかし、止められないものなのかね。 煙草にかかる税金は上がる一方で、当然ながら煙草の値段も上昇中。 俺が子供の頃に父が吸っていたのは150円ぐらいだった記憶があるが、今じゃ一箱500円を超えるとか。
まあ、その内の300円ぐらいが税金だそうで、財源としては貴重なんだろうけどさ。