2004 08 30

オリンピック

長かった出張も今日で終わり。 それはつまり、終電で帰る日々の終わり。 まだちょっと作業が残ってるけど、大したことはないだろう。 そしてオリンピックも終わり。 結果は以下の通り。

種目 名前
14 柔道 48kg級 谷亮子
60kg級 野村忠宏
15 柔道 52kg級 横沢由貴
66kg級 内柴正人
水泳 100m平泳ぎ 北島康介
16 水泳 100m背泳ぎ 森田智己
体操 団体 鹿島丈博, 水鳥寿思, 塚原直也, 冨田洋之, 中野大輔, 米田功
17 柔道 63kg級 谷本歩実
水泳 200mバタフライ 山本貴司
18 柔道 70kg級 上野雅恵
90kg級 泉浩
水泳 200m平泳ぎ 北島康介
200mバタフライ 中西悠子
19 柔道 78kg級 阿武教子
アーチェリー 個人 山本博
20 柔道 78kg超級 塚田真希
100kg超級 鈴木桂治
水泳 200m背泳ぎ 中村礼子
800m自由形 柴田亜衣
21 セーリング 470級 関一人, 轟賢二郎
自転車 チームスプリント 伏見俊昭, 井上昌己, 長塚智広
水泳 400mメドレー 奥村幸大, 北島康介, 森田智己, 山本貴司
22 ソフトボール - -
体操 鞍馬 鹿島丈博
陸上 マラソン 野口みずき
ハンマー投 室伏広治
23 レスリング 48kg級 伊調千春
55kg級 吉田沙保里
63kg級 伊調馨
72kg級 浜口京子
体操 平行棒 冨田洋之
鉄棒 米田功
25 野球 - -
シンクロ デュエット 武田美保, 立花美哉
27 シンクロ チーム 川嶋奈緒子, 鈴木絵美子, 武田美保, 立花美哉, 巽樹理, 原田早穂, 藤丸真世, 米田容子
28 レスリング 55kg級 田南部力
29 レスリング 60kg級 井上謙二

これまでに比べると結構いい成績なのだが、本来比べるべきは他国だろう。 単位人口当りのメダル獲得数とか、GDPとの関係とか。 こういった計算をするといつもぶっちぎりに成績の悪い中国だが、メダル獲得数で2位に躍進した今回はどうだろう。 今、手元に資料がないのけど、そのうちチェックしてみよう。 チェックと言えば、競技をちゃんと見たのは、柔道の軽量級と女子マラソンぐらいか。

で、せっかく見た柔道だが、これがちっとも面白くなかった。 投げられたくないという気持ちばかりが前に出た、とにかく負けないように逃げ回る試合運びは、ただもう見苦しいだけだ。 そんな中でばんばん一本勝ちを決めていた野村や谷は、本当に凄いんだぁ…って、そんな感想は金メダリストにはむしろ失礼か。 軽量級は谷ばかりが注目されて、野村の扱いはかなり軽い。 開幕前に、 「3連覇すれば新聞の一面に載るのではないか」 と言っていた野村だが、3連覇した翌日の一面はやっぱり谷だった。 それでも、アーチェリーやヨットに比べれば遥かに多くメディアに露出しているんだけど。

マラソンはそもそも退屈な競技なのだが、今回はゴール前が面白かったな。 追い上げられてることに気付かず、のんきに観客席に手を振っている野口の姿に、思わず 「野口、後ろ後ろ!」 なんて、テレビに突っ込みいれてみたり。 そうそう、男子マラソンは、1位だった男が気違いに走るのを妨害されたんだった。 不幸だよなぁ。 で、そんな遠い国のことなのに、気違いだからってだけの理由で実名を出さないように報道されていた。 馬鹿だよなぁ。

ところで、日本人の成績がよくなってきたのは、教師の権威が下がったことと関係があるんじゃないかって気がするな。 コーチの言葉にただ従うだけだったのが、自分に合わないと思ったら首にする、とまでは行かなくても 「それは違うんじゃないか」 と言えるぐらいには、コーチに対する上下感がなくなってきてるんじゃないか。 それは、教師がただ教師だからというだけで偉いと思われない、むしろ馬鹿にされる存在に成り下がった姿を見て育ってきたことが、大きく影響しているのではないかって。 それで危機感を募らせたコーチの側も頑張ったりね。 ま、たまたま今回の成績が良かっただけなのかもしれないけど。