2007 08 30

忘れた頃に

立て続けに3人(だったかな?)の死刑を執行したことに対し、亀井静香などで構成する死刑廃止議員連盟が抗議アピールをしているのだそうだ。

死刑に反対することは構わない。 反対する自由がある。 でも、死刑反対を執行のタイミングで言うなよ。

死刑反対派ってのは、(犯人が死刑となるような)事件発生時には黙ってるんだよな。 犯人逮捕の直後も。 犯罪の記憶と犯人への怒りがまだ新しい間は、死刑反対派は沈黙。 そして、心神喪失を争点として弁護士が時間を稼ぎ、それでも死刑となったのを法相が放置し、十分にほとぼりが冷めて事件の記憶も薄くなった執行の頃に、ようやく死刑反対。 それ、フェアじゃないだろ。

事件の記憶が薄れた頃に死刑反対を訴えるなら、死刑囚のやったことも併せて訴えろよ。 「こいつは、小学校に乗り込んで無差別に子供を刺し殺しました。 それでも、こいつを死刑にすることには反対です。 なぜなら…」 なんてさ。

そうそう、死刑で思い出したのが、先日の TVタックル。

「政府は脳死状態なのか。 ウンともスンとも言わなくなった」

と、番組中のナレーションで言っていた。 ウンともスンとも言わないってのは、脳死の人を随分と馬鹿にした表現に聞こえるのだが、問題無いのか? 「アルツハイマーにも分かる」 ってのが駄目なら、これだって十分駄目だと思うのだが。 脳死だろうがなんだろうが、死ねばもう人権は無いから問題無いってことなのか?