御嶽山なんて3000mクラスだし、いくら紅葉の季節だからってそうそう登山客なんていないだろうと思っていた時代が俺にもあった。 具体的には、噴火当日の夕方までなんだけど。 あそこは、富士山程じゃないにしても、結構な人が登ってるんだね。 今回の噴火でも死者が数十人になるとか。
そんな御嶽山関連(?)の小さな噴火。 江川紹子が自衛隊の派遣についてtweetし、そこからよくある 炎上 → 謝罪 → 削除 の流れ。
正直ちょっと面白かったので、江川さんの発言のみ最初から最後まで並べてみた。
なぜ、御嶽山に自衛隊派遣なんだろ…。 人が必要なら、むしろ警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそうな気もするが…。
(※自衛隊には対NCB装備の装甲車があるから)
装甲車や戦車は、火砕流には勝てません。
実際は火砕流浴びたら、中の隊員、みな焼け死にます。
現地で聞きました。
そもそも、御嶽山の山頂に装甲車あげるという発想がよくわからん
御嶽山の山頂に装甲車あげるんですか?
(※雲仙普賢岳の噴火では装甲車が投入された)
はい、出ました。 けど、障害物が多くて、遺体収容にあたった隊員たちは、結局、途中から徒歩で現場に向かってます。
装甲車でどこに行くんですか?
そうなんですか。 教えてくださって、ありがとう RT @Pteromysmomong 松本駐屯地には山岳救助隊があるのです。 長野県ですから。しかし、今のところ硫化水素が噴出し、二次災害の危険があるため山に向かえないと。
御嶽山の噴火に関して装甲車を使う案はまったく理解できませんが、陸自の松本駐屯地に山岳救助隊があると教えて下さった方がいて、それはよく理解できました。
自衛隊にかかわると、「ほわい?」と問うただけで、勝手に深読みして「きーっ」となったリアクションがうようよ来るにゃ。 その中に、まともな「びこーず」がちらほら。 やれやれ…。
なぜ、自衛隊を?と問うたのですよ。 ちなみに、火砕流に装甲車が勝てないのは、装甲車そのものは原型を保っても、中の人間が死んでは意味がないからです。
残念なことに、まともなミリオタからのリアクションはないのだにゃ。
何度でも言いますが、装甲車本体が原型を保っても、中の人間が死んでは意味がありません。
普賢岳では、「マシでは」ということで投入されましたが、あくまでそのレベルです。 頂上付近に残されている登山者を救助することが必要な御嶽山の噴火で装甲車を投入する意味が全く理解できませんね。
1) 昨日から何度もツイしていることですが、今なお苦情や誤解があるので、改めてツイします。 一昨日の自衛隊投入についての疑問は、今回の災害の規模と陸自松本駐屯地の山岳部隊としての能力について、私の無知から生じたものです。 自衛隊を災害で派遣することに反対しているわけではありません。
2) 一昨日のツイが、今もRTされ、現在の私の認識であるように思っている方も少なくないようですので、削除いたします。 救助の状況や被災者の多さ、現場の困難さを知るにつけ、救助隊の方々が二次災害に遭うことなく、山に残された方々が早くご家族の元に帰れるよう祈るばかりです。 (了)
1) 装甲車についてはどうなのか、という問いがありますが、火砕流というと高温のものを想定していたので、装甲車でも直撃を受ければ、中の隊員に犠牲が出てしまうし、装甲車で山頂に登って救助活動するわけにはいかないので、装甲車を理由に自衛隊投入したのではないはず、との趣旨です。
2) その点、言葉が足らず、不適当な物言いになって、@obiekt_JP さんに不快な思いをさせたことはお詫びします。 ただ、普賢岳の噴火災害の際、自衛隊の装甲車が火砕流の中を駆け回ったかのような印象を持つ方が少なくないようですが、それは事実ではありません。
3) 多くの死者を出した大火砕流では、警察官も犠牲になり、「自衛隊なんとかしてくれ」という期待に応えて、自衛隊が遺体の収容に向かいました。 この時、装甲車は出ていますが、現場まで到達していません。 隊員たちは、途中から徒歩で現場に向かい、遺体を収容しました。 その最中に、火砕流が発生。
4) 地元出身で現場の地理をよく知っている隊長の適確な判断で正しい方向に避難し、危機一髪で無事でした。 自衛隊も、この時の教訓から学んで、隊員の二次災害を避けながら、活動を行うためのいろいろな研究をしたはずです。 火砕流の中を、装甲車で突っ込むような無謀なことはやるわけがありません。
5) なお、今回、〈登山口には、戦車型の装甲車5台が待機。気密性が高く、ガスや粉じんに強いため、急な噴火時の避難先になるが、28日は本格的な活動機会がなかった〉と報じられています。 さらなる大噴火が起きた場合に備え、安全を高めるために、あるものは全て使うという対応はよく理解できます。
6) 何度もツイしたように、今回は、山岳での活動、ヘリでの救助活動などの能力が高く、よく訓練された人が数多く必要だったので、自衛隊が投入されたのだと理解しています。 今後も、装甲車の「本格的な活動機会」が訪れることなく、すべての救助隊員たちの安全が守られるよう祈るものです。 了
江川さんの発言だけだと意味が分からない所には、(※)として注釈を入れている。
雲仙普賢岳の噴火はもう20年ぐらい前のことで、その時の装甲車を基準に考えていたのなら、装甲車なんて役に立たないと結論づけるのも判らなくはない。 けど、そんなことはどうでも良くて、面白かったのは突っ込まれた時の対応。
NBC装備なら火砕流にも耐えることが出来ると突っ込まれると機動性の問題に論点を逸らし、それも運用次第と突っ込まれると、
勝手に深読みして「きーっ」となったリアクションがうようよ来るにゃ
なんて人格攻撃。
ネットでよく見る駄目な議論の典型的なパターンじゃないか。 大勢対一人で、その大勢のほとんどがノイズだったりもするのだろうが、ジャーナリストがそれでいいのか? 大勢を相手に煽るのがジャーナリストって仕事だろうに。
まあ、駄目な所ばかりじゃないけどさ。 問題の文章を残して訂正を付記するのではなく、削除して終了ってところは、ジャーナリストらしくて良い。 一旦了としたはずなのに、更なる突っ込みに黙っていられず、軽いお詫びとその5倍ぐらいの正当化を並べるのも、いかにもジャーナリスト。
その正当化の中で、そもそもの装甲車の有用性を、報道からの引用としては示しても自分の言葉としては
あるものは全て使うという対応はよく理解できます
とぼかして直接は触れず、しかし一段上から包括的に扱うことで触れていないという批判も避けられるようになっているとか、さすがは言葉が仕事の人だと感心するばかり。
ところで、議論とは何の関係も無いんだけど、NBCって語呂が悪いよな。 昔は核兵器が原爆(Atomic)しかなかったからだけど、ABCで奇麗に並んでたのに。
亡くなったそうだ。
死んだってだけで何となく許してやろうって雰囲気になってしまうけど、政治家だからね。 死の直後の追悼期間中に適当に褒めるのはまあ許せる範囲だけど、その後は功罪両方をちゃんと検証すべきだろう。 まあ、ほぼ罪なんだろうけどさ。 強いて功を挙げるなら、社会党とはこんな人達だってことを示したことか。
しかしなあ。 北朝鮮に拉致され、この人の所為で助かる可能性の芽を摘まれたかもしれない人がいるというのに、その関係者が見ているかもしれないのに、悼む声を報じてしまう。 セクハラには異常に敏感に反応する神経は、何故こっちには反応しないのか。
まあ、こんな政治家が政治活動できて、惜しい人を亡くしたとか言われることこそが、日本がそこそこ自由であることの証明なのかもしれないんだけどさ。