たまにだが、無性に本屋に行きたくなる時がある。 小さな本屋ではなくて、専門書が揃っているような大きな本屋へ。 まあ、小さな本屋なんてもうとっくに絶滅していて、行きたくなったところでどうしようもないのだが。
今日もそんな気分で、とりあえず高幡不動駅の啓文堂に入ってみた。 しかし今一つ満たされなくて、聖蹟桜ケ丘駅のくまざわ書店へ行くことにした。 せっかくなので散歩を兼ねて、川崎街道を歩いて。
百草園駅の近くにある神社。 大宮神社だったかな。
何度か入ってみたことがあるはずなのだが、階段の先の記憶が曖昧なのでもう一度。
階段を登りきった先。
賽銭箱が無いのは珍しいと思ったら、内部に格納されているタイプだった。 盗難防止だろうか。
賽銭投入口。
世のため人のため 賽銭は多いほうが 神様はよろこびますよ
だそうだ。 わざわざこんなことを書いて掲げるのは珍しいんじゃないだろうか。 まあ、書きたい気持は判らなくもないが。 しかし、なんかもう夢もロマンも無い感じだな。
階段を下りながらふと灯篭を見るとこんな絵が。
坊さん かわずを おさへ及しよ
坊さんは一体何をしているのか。 心の汚れている俺にはもうナニをしているようにしか見えない。 女人禁制で欲求不満の末に、とうとう大きな蛙を相手に。
さっきまで夢もロマンも無いと思っていたが、全然ベクトルの違う夢とロマンがあるのかもしれないな。 例えば婦女子向け。 この蛙が、実はお姫様のキスで魔法が解ける予定の呪われた王子様だったとか。
くまざわ書店に1時間ぐらいいて、結局何も買わずに帰ってきた。 でもかなり満たされた気がする。