1998 07 22

名を名乗れ

ここ数日、ニュース番組には、総裁候補のどれかが必ず出ている。 で、各候補に対する俺のイメージ。

小渕君

人柄の良さが売りだそうだ。

気がつけば派閥の頭になっていた人柄の良さ。 ペルーの大使館人質事件のとき、とりあえず現地にいって、なにもせずに速攻で帰ってきた人柄の良さ。 その時、記者に 「今後の予定は?」 と質問されて、めちゃくちゃ不機嫌になった人柄の良さ。

人柄の良さが売りの奴なんて、そいつが本当はどんな人かに関係なく、嫌いなのだよ。

小泉君

彼の話す言葉は、判りやすい。 一番人気というのは、妥当なところだろう。

が、かつて橋本君もそうだったことを、忘れることができない。 それに、やらなければならないのだとか、何としてでもやるのだとか、勢いはいいのだが、いつも肝心な所でこけてたような気がするぞ。

梶山君

最初に立候補を聞いたときは、小泉君が立候補するだろうから、超党派風に立候補させて、小泉君に流れるであろう若手票を喰い合わせるため、つまり、小渕君のフォーローだと思った。 同じ派閥だし。

が、短期だと言い切るあたり、本気なのかもしれないという気にもなってきた。 彼の言葉も判りやすい。

しかし、テレビはなぁ…

わざわざ呼んで、議論(になっていないことが多いが)させといて、 「相変わらず、代わり映えの無い候補でした」 なんてまとめられたりして、小渕君以外はちょっと可哀相だよ。

あっと、それよりも許せないのは、総裁選挙が無記名投票だってこと。 曲がりなりにも選挙で選ばれた、有権者の代表たる議員じゃないか。 名前が判るかどうかで行動を変えるなんて、いくらなんでも情けないじゃないか。 無記名投票ってのは、納得いかないぞ、俺は。