1998 09 12

そーゆー季節

偏頭痛がする。 左の耳の上の2cmぐらいのところが痛い。 デリケートな俺のことだから、きっと心因性だ。 ふと思ったのだが、頭痛は音のようにはならないのだろうか? つまり、両方の耳に同じ強さで同じ位相の音が入ってくれば、ちょうど頭の中で音がしているように定位する。 偏頭痛も、両方の同じような位置が同じように痛くなれば、まるで脳の中心が痛いように感じるのではないだろうか(頭痛というのは、基本的に頭蓋骨から外側が痛むものなのだ)。

早速実験する。 左右のこめかみを、グーでグリグリやってみる。

…ううっ、左右両方がピンポイントに痛い…

脳の奥は平気だが、グリグリやった所がきっちり痛い。 しかも恐ろしいことに、手を離しても、しばらくは痛みが残るのだ。 また一つ賢くなった。 が、偏頭痛が治らない。 いや、むしろ賢くなるほど、頭痛の種も増えるような気がする。

昨日は、なかなかに機動的な一日だった。 出社してすぐに浜松町に行き、そこの課長と秋葉原に打ち合わせに行った。 打ち合わせが終わったのがちょうど昼。 そこの部長らしき人(俺はそこは初めてなので、誰が誰だか判らない)に昼飯を奢ってもらった。 実は、いまだに誰だか判らない。 浜松町の課長が急な会議で、その後の打ち合わせに行けなくなったので、一人で川崎へ行った。 川崎での打ち合わせの相手は、わりと年輩の二人。 まめに資料のコピーとってくれたり、川崎駅まで車で送ってくれたり(当然、あちらの仕事のついでなのだが)してくれた。

帰りの南武線だが、俺の乗った車両の美人度が異常に高かった。 シートの右端に座る俺の、左隣、正面、正面左、通緒を挟んだ右前、その右。 とまあ綺麗なお姉さんに取り囲まれている状態なのだ。 美人電車 なのだ。 あぁ、なんていい響きだろう。 そのうち、隣のお姉さんが眠ってしまって、俺にもたれかかってきてしまって、暖かくて柔らかいなぁなんて、俺の前頭葉がみにょ〜んって緩んでしまって、ねぇ。

分倍河原に戻って、川崎での打ち合わせの結果を浜松町に連絡。 帰る準備をしてたら、 「忘れてたんだけど、今日で辞める人がいるから、今からちょっと終礼やるから」 とのこと。 誰が辞めるのかと思ったら、同期の奴だった。 散々便利に使われた挙げ句、最後の最後に挨拶する機会を忘れられてしまうとは、何とも報われない奴だ。 野郎、最後の挨拶が 「どうもすいません」 だった。 なんだそりゃ? とは言っても、同期でもあることだし、俺も帰り際に一言かけたのだが、 「ま、せいぜい元気でがんばれよ。 じゃな」 ってのは、もうちょっと言い様があったんじゃないかと、今更のように思ったんだけど、まぁいいや。

俺の所属するグループは、10月から府中に戻ることになるそうだ。 元々俺たちの仕事は分倍河原でやる必要は全くなかったのだ。 それをわざわざ移動させて、1年ほどでまた戻すってのは、ちょっと間抜けじゃないか?