1998 10 04

こればっかり

ニュースその1:青酸はどうなったんだ?

和歌山の保険金殺人の容疑者が逮捕された。 容疑者宅の様子をテレビで見るのだが、あまりの報道陣の多さにびっくりだ。 空にはヘリが5機ぐらい旋回している。 どうせまた、報道の自由とか、 「近所の人のには迷惑だと思うが、この事件を報道することの社会的な意義は大きい」 とか、そんな理屈でやっているのだろうが、あれはいくら何でも取り締まるべきだと思う。

注目の事件報道にいつも思うことなのだが、代表取材という手段はとれないのかね。 つまり、各社から取材するのではなく、必要最小限の人数で取材して、そこで得た画像や記事を各社に配信するのだ。 だいたい現場映像なんてのは、カメラの角度が少しずつ違うだけで内容は同じなんだから、各社がそれぞれカメラを持ち出す必要はない。 代表者が少なすぎると、情報を操作される可能性が高くなって危険なので、

とする。 複数社ってのは、大手と中小とか、右左とか、偏らないように適当に組み合わせるわけだな。

ニュースその2:フォースの無いヨーダなんて…

G7にヨーダが出かけていったら、経済を立て直せとか、銀行がつぶれる前に公的資金を投入しろとか、好き勝手なことを言われたとのこと。 世界経済のためなんだそうだ。

気をつけなきゃいけないのは、この手の 「○○という要求があったので、△△しなければならない」 という話は、お付きの官僚から発表されることが多くて、しかもその内容が、かなり都合よく取捨選択&解釈されたものだったりすることだ。 けどまあ、今回はそれはおいておくとする。

外国からこんな要求を出されて帰ってくると、 「大きな宿題を出された」 なんて報道されるのだが、宿題って何? 外国が先生で、日本は生徒か? 奴ら、自分とこが巧くいかなくなったから、金があって何とかできそうなところに何とかしろって言ってるだけだろ? 「お願いします」 ならともかく、何でそんな奴らに偉そうな口きかれなきゃいけないんだ? と言いたいのも、今回はあえて我慢しよう。

それで、だな。 ヨーダには是非ガツンと言ってもらいたい。 「判った。 危ない金融機関には、破綻前に資金投入をする」 と。 さらに、 「破綻前に資金投入するから、その資金を出せ」 と。

世界経済のためなら、世界中から資金を集めるべきだ。 影響を受ける前に何とかしようとしている国からは、特にね。 ついこないだまで、市場開放しろとか俺たちのルールでやれとか言っていたアメリカなんかから、50兆円ぐらいふんだくってきて欲しいものだ。 そういう公的資金投入なら、俺に異存はないぞ。 むしろこっちの方が、情報公開が確実に行われるだろうしさ。