1998 10 22

子供は嫌い

数字の単位は何でもいいし、圧縮は面倒なので考えない。

風船を考える。

新品の風船は、ほんのちょっとだけ空気が入っているので、体積1とする。 そこに空気を10吹き込むと、風船の体積は11になる。 さらに空気を吹き込んで、体積を100にする。 そこに空気を10吹き込むと、風船の体積は110になる。 同じ10の空気を吹き込んだ結果が、一方は体積11倍で、もう一方は体積1.1倍。

人の心ってのはね、この風船みたいなもんじゃないのかと思うのだ。

風船
→ 心(或いは、感性の容量)
空気
→ 体験
変化
→ 感動

と、置き換える。 変化ってのは、変化する割合のこと。 影響だと考えた方がいいかな。

子供の心は、経験が少ないので、小さい。 だから、ちょっとしたことでも、それがもたらす影響は大きい。 大人の心は、いろんな経験を積んでいるので、大きい。 だから、子供と同じだけの刺激を受けても、それがもたらす影響は小さい。 つまり、些細なことで感動できるのは、未熟で経験に乏しい心なのだ。 子供の心は、小学校の先生が言うほど素晴らしいものではない。