1999 04 14

小さくない

浜松町に向かう電車の中で、本の広告を見ていた。 「小さなことにくよくよするな」 というタイトルだったと思う。 本の具体的な内容は書いて無いのだが、

なんて感じで、読者からの感想らしきものが、ずらずら並べてあった。

これが、宣伝用のでっち上げじゃなくて、本当に読者からの感想だとしたら、ここに載ってる読者全部クズだ。 こいつらは、小さなことでくよくよするのを止めたんじゃない。 手に負えなくて諦めて投げ出したのだが、そうは思いたくないから小さいことにしているのだ。 こーゆーやつらは、この先も何か手に負えないことが出てきたら、そんなものは小さなことだとか、これだけが人生じゃないとか言って、また逃げ出すだろう。 いいか、クズども。 本当に小さいことだと思うなら、正面から乗り越えろ。 小さいんだから簡単だろ? 少なくとも出荷前の追い込みに、出社拒否になったりするな(ここだけ本とは関係なく具体的)。

3月末から4月初めにかけて地上に出てくる蝉がいるとしたら、その蝉にとっては、桜はずーっと咲いてる花なんだろうな。 打ち合わせの帰り道、花が3割の葉が7割という桜を見ながら、そんなことを思った。 だからどうしたって訳じゃないんだけど、自分の中でちょっと新鮮だったのだよ。

明日は川崎。