1999 04 15

目の前で

最近、南武線沿線の女子高生に流行っているのが、どうやらジャージらしい。 いかにも体育の授業で履いてますというジャージを膝のあたりで切って、制服のスカートの下に履いているのだ。 中央線や京王線では滅多に見ないが、南武線では、分倍河原から川崎までまんべんなく、いろんな制服のスカート+ジャージを見ることができる。 少し汗ばむぐらいの陽気なのにそんなものを履いているのは、実用性ではなくてファッションなのだろう。

また今日も、川崎から帰る南武線に、そんな集団が入れ替わり立ち替わり。 登戸で乗り込んできた集団は、俺の前に陣取ってひときわ五月蠅い。 「ミニスカ生脚しか芸がないくせに、何だその格好は」 と、心の中で偏見100%に毒づいていたら、一人だけ切ってないジャージを履いていた女の子が脱ぎだした。 「やっぱりこれだと暑いよね」 なんて。 俺の目の前で。 パンツが見えないように気をつけながら、もじもじと。

ここで脱ぐな! と、ちょっとだけ思ったんだけど、ほんとは 恥ずかしそうに脱ぐ姿にそそられます! それにやっぱりスカートにジャージは変だし、 脱いで良し!

いや別に力説するようなことじゃないんだけど、恥ずかしそうに脱ぐ姿は好きです。

しかしまぁ、見えちゃいそうなミニスカートの下に、膝までのジャージ、中途半端に引き上げたルーズソックス。 何かに似ているよなぁと思いながら見ていたのだが、家に帰って気がついた。

ザク

ジオン公国のモビルスーツ MS-06 ZAKU だよ。 すぐにやられちゃう雑魚モビルスーツ。 あいつらも、やっぱりすぐやられちゃうのかな。 ならばいっそ俺がやるか。 ビームライフルで。