1999 06 03

どうでもいいことを

今年入社した新人が、研修期間が終わって、今月から正規に配属になった。 俺の課には、男が二人に女が一人。 一昨日の昼礼で 「よろしくお願いします」 なんて挨拶してるのを見たが、男はどっちもとても新人とは思えないおっさんくささだった。 もう顔を忘れちゃったけど。

俺が入社したのは92年だから、もう7年も前か。 随分たつんだなぁ。 そうそう、配属直後に 「渡邊君は、どんな仕事がしたい?」 って訊かれて、 「コピーとかワープロの清書とか」 って答えたんだった。 いきなりやる気無し。 そんな新人いらねーよ。

今日は午後からずっと浜松町。 打ち合わせが2件。

帰りに、ちょっと本屋に行こうと、府中駅で降りた。 改札を出たところで、 「すいませーん、社会人の方ですか?」 と、愛想良くお姉さんが近寄ってきた。 キャッチ宗教だった。

「社会人の方」 ってのは、どうなんだろう。 「人」 と 「方」 がだぶってるのが、ちょっと気になるのだ。 丁寧な表現を辞めて 「社会人の人」 と言うと、より判りやすく気になる。 重複する部分を取ってみると、 「社会人ですか?」 は、ちょっとぞんざいな感じがするし、 「社会の方ですか?」 は、何を訊いているのか判らんし、けっこう難しいもんだな。

キャッチのお姉さんが、 「日頃疑問に思っていることなんか、ありませんか?」 と言うので、 「社会人の方」 という言い方に俺は疑問を感じているのだが、あんたはどうだ? と訊いてみた。 何の疑問も感じないそうだ。 そんなもんか。