1999 08 13

人に厳しく

人数を数えてもいない強行採決も、自民党議員に言わせれば 「何も恥じるところはない」 ものなんだそうだ。 野党の牛歩戦術は、やってる当人達にとってはどうなんだろうか。 「一発やってやった」 ぐらいな満足感を感じているのだろうか。

何ら恥じるところのない国会であれば、 審議・採決は、必ず小中学生に見学させる というのはどうだろう。 最終的な採決はもちろん、そこに至る審議会や委員会も、すべて40人以上の小中学生に見学させるのだ。 「重要な法律は、こうして決められています」 なんて。 で、各党から説明員を出して、子供達の質問には必ず答えなければいけないとしておく。 そういう状況で、強行採決や牛歩戦術をやって欲しいものだ。

「多数決なのに、人数を数えなくてもいいの?」

「なんで、あんなにゆっくり歩いてるの?」

等々。 小中学生ってのがポイントね。

臓器移植に関しては、 遺族の同意がなければ情報公開をしないようにしたい と、厚生省が言っているらしい。 というのを、フジテレビのニュース番組で見た。 「情報公開が最も大事で、それを制限するのは間違いだ」 と、コメントしていたが、反対だと言うだけで、どうして厚生省がそんなことを言いだしたのかには、全く触れなかった。

医療に限らず、情報公開は確かに大切だが、それと同じ理由で、情報を扱う側の姿勢(というか品性)が大事だと思う。 自分たちの価値判断を少年法よりも優先させたり、臓器提供者の遺族の家に押し掛けたり、容疑者や被害者のプライバシーを勝手に暴き立てて報道したり、そんなところに情報公開なんてできるか? 天皇家といえば褒め称えるだけ、ピッコロ大魔王の指を5本にし、ジャニーズ関係の疑惑に一切触れない、そんなテレビ局の情報を信用できるか?

俺としては、だな。 記者と責任者を顔写真付きで公開する というのを、報道のあらゆる場面で徹底して欲しい。 テレビなら、レポーターだけじゃなくて、その責任者も名前と顔を出しておく。 誤報があったときも、やっぱり名前と顔。 そのぐらいやってくれれば、少しは信用してやってもよい。 情報を扱う側の情報も公開してこその情報公開だと思うぞ。