2000 02 03

壊れ気味

いーそーがーしーいー。

あ、あの子だ。 今日も可愛いな。 あーゆーのが見れるなら、このくそ寒いのに9時出社ってのも、まあ許せるか。 しかしなぁ、見るたびにこっくりこっくり、あ、手すりに…なんか鈍い音がしたな、ゴンって。 ゴン? ハンター×ハンターの主人公が確かゴンだったな。 はじめ人間ギャートルズにもいたっけ。 はじめ人間ってのは、原始人ってことだよな。 じゃあギャートルズってのはなんだろう。 ギャーが叫び声なのは間違いないのだが。 ギャートルズ。 ギャートルズ。 絶叫する亀? 亀って鳴いたっけ? 亀よりはモスラの幼虫という気がするが、ワニガメやカミツキガメのいる地方でも、やっぱり亀の頭に喩えるのかな。 どっちでもいいか。 しかしあれが頭だと、穴は口だから、出てくるのは何だ? 唾よりはむしろゲロか。 白いゲロと書いてシロゲロ。 って、そのまんまじゃないか。 そういやゲロって、英語ではリバースだって聞いたことがあるな。 リバース。 ゲロよりも勢いがありそうな。 ツインカムダブルリバース。 おおおおお。 想像するの止めよ。 苺狩り? お前がか? 金髪ガングロ厚底でも苺狩りか。 可愛くないと、もう何をやっても否定的見解だな。 苺狩り。 えーと、ストロベリーハンティング? じゃあ、苺狩りをする人は、ストロベリーハンター? 恥ずかし。 行きたくねえ。 グレープハンター。 あ、これはあんまり恥ずかしくないな。 チェリーハンター。 これはこれは。 しかしなぁ。 ご自由におとり下さいという状況じゃあ狩りとは言わないだろう。 やはり追いかけて追い詰めて、いや、それじゃ紅葉狩りが成り立たないか。 ありゃ見るだけだもんな。 見るだけで狩りなら、俺だってこうして女子高生狩り。 アダルトビデオのタイトルみたいだな。 ギャルハンター。 うわ、馬鹿まっしぐら。 なんでもかんでも英語にすりゃいいってもんじゃないな。 ギャルって英語か? まあいいか。 英語が話せると10億人と話せる。 10億人? そんなに話したいか? いや、その前に、10億人と話すことが可能なのか? 英会話ってことは、一方的に話すんじゃなくて、会話なんだよな。 一人一人と1分ずつ話すとすると、10億人と話すのに必要な時間は10億分。 分じゃイメージが湧かないな。 えーっと…あああ、暗算じゃ無理だ。 書くもの書くもの…おお、幸い胸のポケットにシャーペンが。 って、書くものがあっても書かれるものが無いんじゃ駄目じゃないか。 確か財布の中にレシートが…あったあった。 10億人と1分話すとして、必要な時間は…1900年。 どーしろと? 1分も喋るなってことか。 逆から考えて見よう。 20歳からジオスに行って、100歳までの80年間を英語で喋りつづけたとして、だ。 10億人と話すために、一人にかけられる時間が…2.5秒。 いったい何を話せと? それも、飲まず食わずで。 弱気に頑張って、人生の半分を充てるとすると、一人あたり約1秒。 「よう」 なんて簡単な挨拶で終わり。 いったい何を教えるつもりなんだ、ジオス。 それよりも、電車の中いきなりレシートの裏でなにやら計算をはじめる俺は、どうなんだ。