2000 02 08

残業を早めに切り上げて、といっても10時じゃぜんぜん早くないか。 会社を出たら、外は真っ白。 雪だ。 とりあえず足跡をつける。 街灯の下にある枝を傘で叩いて、飛び散る雪がきらきら光る。 きゃっほっほぅ。 なんて笑顔で歩いてたら、すれ違った中学生ぐらいの女の子二人組みの声が。

「雪であんなにうれしそうな大人も珍しいよね」

「南の国の人なんじゃない」

あらら。