2000 05 06

広島

「綺麗なお姉さんは好きですか?」 のCMの松嶋菜々子さんにくらくらします。 直撃。

広島から帰ってきた。 広島は、懐かしさが半分、 「変わったなぁ」 という想いが半分。 見慣れない建物は、実際には2割も無いと思うのだが、それでも随分変わったような気がする。 散歩してる途中で道を訊かれて、 「この道をまっすぐ行くと右側にスーパーが」 と言いかけて、そう言えばそのスーパーは移転したんだったと気が付いて、自分の中でちょっと哀愁だったり。 人は変化に反応するのだな。

建物に比べると、人はあまり変わっていないようだ。 父が、船釣りのせいで、ガングロモドキに日焼けしているぐらいか。 母が言うには、俺は前回帰ったときも同じ服を着ていたらしい。 この前帰ったのは、いつだったのだろう。

帰ってる間は、テレビを点ける度にバスジャック。 文字通りのキチガイに刃物。 さらに未成年。 法の精神の基本は、 「教育によって更正できる」 という考え方だが、キチガイにはどんな教育が有効なんだろうか。 そもそも、そんな異常な奴を教育できる人材が、システムが、あるのだろうか。 学校でさえ崩壊が言われているというのに。 それとも、例外への対応だけは進んでいるのだろうか。 受験上がりらしく。

踊る少女 吉村達也

短編集。 表紙をめくるとモナリザ。 折り目が2箇所ついていた。

図書館の本に折り目をつけるなよと思いながら読んでいたのだが…読み進んでいくうちに、ついついそのモナリザを折り曲げようとしている自分に気付いて愕然とする。 「モナリザの微笑」 を読んだ後は、誰もがモナリザ式判定法を試してみたくなるはずだ。 俺も自分の写真でやってみた。

ところで、この本は、母が図書館から借りてきていたものだ。 最近俺が読むのはホラーっぽいものが多いが、どうやら母もそうらしい。 帰る直前に俺が買ったのも吉村達也。 シンクロニシティってやつかね。