ちょっと前の昼休み。
「サラリーマンを略してリーマンだろ?」
「かっこわりーよなぁ」
「あれ、能力高いのと、駄目なのと、呼び方を変えるべきだよな」
「まあ、リーマンって言うと、なんか駄目っぽいよなぁ」
「それで考えたんだけどさぁ、サラリーガイってのはどう?」
「ガイ?」
「ちょっとワイルド路線」
「何がワイルドだか。 日本語にするとどうなんの?」
「月給野郎。 あ、マクガイバーみたいで、我ながらいい感じだな」
「マクガイバーって何だよ」
「えっ、知らないの? ひょっとしてバイオニックジェミーも知らない?」
「いや、バイオニックジェミーは知ってるけど。 そんな感じなのか?」
「全然違う。 けど、知らないなら知らないでいいや。 月給野郎とは関係ないし」
「じゃ言うなよ。 それで、女はどうすんだよ」
「サラリーレディなんてどう?」
「生命保険のおばちゃんみたいだな。 日本語だと?」
「月給嬢かな」
「嬢は違うんじゃないか?」
「じゃあ、月極め女」
「よけい違うだろ」
「でも月極め女って、なんかよくないか?」
「なんかね」
今朝、会社に行って、勤務表を書こうとして、気が付いた。 先週の土曜日は出勤日 ってことに。 知らずに休んじまったよ。 駄目リーマンじゃん。