2000 05 29

リーマン

ちょっと前の昼休み。

「サラリーマンを略してリーマンだろ?」

「かっこわりーよなぁ」

「あれ、能力高いのと、駄目なのと、呼び方を変えるべきだよな」

「まあ、リーマンって言うと、なんか駄目っぽいよなぁ」

「それで考えたんだけどさぁ、サラリーガイってのはどう?」

「ガイ?」

「ちょっとワイルド路線」

「何がワイルドだか。 日本語にするとどうなんの?」

「月給野郎。 あ、マクガイバーみたいで、我ながらいい感じだな」

「マクガイバーって何だよ」

「えっ、知らないの? ひょっとしてバイオニックジェミーも知らない?」

「いや、バイオニックジェミーは知ってるけど。 そんな感じなのか?」

「全然違う。 けど、知らないなら知らないでいいや。 月給野郎とは関係ないし」

「じゃ言うなよ。 それで、女はどうすんだよ」

「サラリーレディなんてどう?」

「生命保険のおばちゃんみたいだな。 日本語だと?」

「月給嬢かな」

「嬢は違うんじゃないか?」

「じゃあ、月極め女」

「よけい違うだろ」

「でも月極め女って、なんかよくないか?」

「なんかね」

今朝、会社に行って、勤務表を書こうとして、気が付いた。 先週の土曜日は出勤日 ってことに。 知らずに休んじまったよ。 駄目リーマンじゃん。