2000 08 16

エジプト・インダス

クソ暑い。 今日はエジプト文明展(東京国立博物館)とインダス文明展(東京都美術館)に行ってきた。

エジプト文明展。 良かったのは彩色木棺。 これは見る価値ありだ。 その前に置いてあった、玄武岩の石棺も良かった。 それぐらいかな。 間近に見た黄金のマスク(ツタンカーメンじゃない)は、意外に安っぽかった。 マスクに限ったことではない。 黄金の装身具が幾つかあったが、黄金に関してなら、中南米の方が良いような気がする。 時代が全然違うけど。 あと、ヒエログリフだっけ? エジプトの絵文字。 あれは結構期待していたのだが、先に中国文明展を見たせいか、なんだか大雑把に感じられた。

インダス文明展。 治水や都市計画が売りの文明だけに、こーゆー形での展示はちょっと難しいものがあるのだろう。 展示品は、日本の弥生時代と大差ないような土器が殆ど。 装身具はなかなか綺麗だった。 一番良かったのは埴輪。 小さな埴輪がたくさん展示してあって、見ているうちに、自分でも作ってみたくなった。 中途半端な日本語で喋っていた外人が、たくさん並べてある埴輪を指差して、 「メイジイシン」 と言っていた。

大学の、確か3年の夏だったと思う。

「なあ、ずいずいずっころばしって、なんか卑猥な遊びだと思わないか?」

「ずいずいずっころばし…あ、言われてみればそうだ」

「だろ?」

「卑猥って言うか、んー…なんかいいな」

「ちょっと、ずっころばしてみたくなるだろ?」

「なるなる。 とっぴんしゃんも気になる。 よく気がついたなぁ、そんなこと」

「ふっ、馬鹿には判らんのだよ」

「どっちかって言うと、馬鹿にしか判らないんじゃないか?」

なんて、どうしようもなく下らないことを話していた。 それを、古代インドの水の都ドーラビーラーのビデオを見ていて、突然思い出した。 どーゆー連想が働いたのか、全く不明。

残るはメソポタミアか。 世田谷美術館って、どう行けばいいんだろ。