2000 11 12

浅川の土手に座って日向ぼっこ。

毎年この時期に見かけるようになる、カモメによく似た白い鳥の飛ぶ姿を眺めていた。 ついと滑るように飛んでみたり、羽を広げてふわりと方向転換したり、なんだか気持ちよさそうだ。

見ていて気がついたのだが、こいつら、着地の仕方がみんな同じなんだな。

  1. 向かい風を受けながらだんだん高度を落とす
  2. 着地したい場所を少し通り過ぎて反転する
  3. 風下に向かって羽を広げて着地

向かい風の状態で羽を広げるのは、コントロールが難しいのだろうか。 あ、着地したい場所って言っているのは、見た感じであって、実際は適当に反転しているのかもしれない。 ま、どうであれ、飛んでいる時に比べて、着地する姿はけっこう無様だったりする。

ある種の渡り鳥は、V字型に隊列を組んで飛ぶ。 子供の頃、あれは、先頭がリーダーで、群れの皆を引っ張って飛んでいるのだと思っていた。 見た感じで。 それと、童話なんかの影響で。 実際は全然違うのだそうだ。

鳥が飛ぶと、その後ろに気流の乱れ(渦)ができる。 で、鳥は、何も無い空気の中を飛ぶよりも、誰かが飛んでできる渦に乗って飛ぶほうが楽らしい。 楽とは、つまり、エネルギーの消費が少なくて済むということ。 長く飛ぶ渡り鳥にとっては、わずかな違いもけっこう大きなものになる。 ということで、先頭の鳥が作る渦に乗るように次の鳥が、その鳥の渦に乗るように次の鳥が…と、最も合理的で経済的なポジション取りの連鎖で、あのV字型ができるのだな。 先頭は、群れの中で若くて体力のあるやつが、交代で務めているらしい。

なんてことを思い出していたら、ばさばさばさと鳩の群れが。 何かくれと言わんばっかりの顔をして、じりじり近づいてくる。 こっちを見ながら草の芽(?)を啄むのは、空腹のアピールか? 残念だが、何も持ってないのだよ。 持っていてもやらないけどね。

もう走れない

後輪が無い。 マフラーが無い。 ライトが無い。 使える所だけ取って放置したのか、放置してあるところから部品だけ誰かが持ち去ったのか。 このバイクの横に、同じような状態の車が放置してあった。

火事?

焚き火や野焼きにしては大げさな煙だと思ったら、そっちに向かって消防車が走っていく。 救急車も走っていく。 煙が上がっているところを中心に、ヘリが3機旋回している。 やっぱり火事か。 あれは、いろんな工場がある方向だよな。

そうそう、東京ガスと書いた救急車そっくりの車も、サイレンを鳴らして走っていった。 東京ガスにも緊急車両があるんだな。

夜のニュースによると、火事は、日野自動車だそうだ。