2001 03 07

土俵

大相撲。 新聞の見出しに 「神事が終わった後で土俵に上がってもらうという妥協案が検討されている」 なんて見かけて、どうなるんだろうと思っていたのだが、日本相撲協会の結論は 「やっぱり女性は駄目」 とのこと。 太田さんはどうするのかな。

相撲協会側が、とにかく 「伝統だから」 と一括りにするのは、個々の伝統が良いか悪いかに触れたくないからだろう。 ということで、太田さんは、その辺から攻めるのがいいんじゃないか。

「これは女性が穢れであるとする考え方から来るものか?」

(実際そうなんだから、そうですと言うしかない)

「あなたは、女性を穢れであると思うか?」

(そう思っていたとしても、そうは思わないと言うしかない)

「女性を穢れであるとする考え方は正しいと思うか?」

(これまたNOと言うしかない)

「女性を土俵に上げないのは、間違った考え方に基づく伝統だと思うか?」

なんて、 「悪いと分かっていても止めない」 状態だということを認めさせるのは有効だろう。

しかし、大阪府知事賞なんてものを考えたときに、女性が知事になるかもしれないとは想像しなかったのかね。 内閣総理大臣賞も。 絶対に女性を土俵に上らせないって言うのなら、女性が土俵に上がることを当然として要求できるような状況を、始めから排除しておくべきだろう。 府知事とか総理大臣とか、そんな誰がなるか判らないようなものに表彰してもらわなきゃいいのだ。 どうしても欲しいなら、開き直って 男性大阪府知事賞 とかさ。