2001 03 24

ミール

ミールは堕ちた。 ディスカバリーはまだ生まれていない。

宇宙船や宇宙ステーションに心ときめかせていた子供の頃の俺にとって、2001年は遥か遠く、そして遠いからこそきっと素晴らしい未来だった。 宇宙ステーションに誰でも簡単に行けるような。 数人が何とか暮らせる小さな小さな宇宙ステーションが、老朽化と資金難で廃棄される年になるとは、考えてもみなかったな。

しかし、海に落とすってやり方はどうか。 廃棄するなら、分解して回収するべきだろう。 スペースシャトルかなんかでさ。 ま、資金難から廃棄されるのだし、分解して回収する金なんてとても出せないのが現実なんだろうけど。 あえて落とすなら、落として喜ばれるところにすればいいのだな。 タリバーンがせっせと壊してる仏教遺跡とか。 あそこなら、落とすほうも落とされるほうも文句無しだ。

ところで、 「ミール落下の情報収集に20人が集まって…」 とニュースで言っていたが、その情報収集って、まさかロシアやNASAのサイトを眺めていただけじゃないよな?

桜

桜の開花は有効日照時間数によるのだと、生物の時間に聞いた。 有効日照時間とは、気温がある値以上になった状態での日照時間。 それにしては、花の開き方はけっこう違うものだな。 同じような日当りの場所なのに。

雪柳

図案化した桜の花には、こっちの方が近い。

くちなし?

一斉に花開く様は、超高速シャッターで爆発の瞬間を写したようにも見える。 いい匂い。