2001 04 07

歯医者

注射の痛みを恐れて風邪を放置し悪化させて肺炎に至るような奴は馬鹿だ。 と、偉そうに人に言う俺だが、実は自分自身がその馬鹿だ。 歯医者が苦手なので小さな虫歯を放置していたら、どうしようもなく痛くなってしまった。 で、今日はとうとう歯医者に行ってきた。 歯医者に行くのは10年振りか。

もともと医者の中でも競争が激しいところに、時代の流れも重なっているのだろう。 昔と大きく変わったのが、インフォームド・コンセント。 まずレントゲン写真を撮り、それを見せながら、症状や治療方針を説明する。 質問には丁寧に答える。 なかなかいい感じ。 それと、看護婦(歯科助手?)が可愛かったな。 貧乳だけど。

「可愛かったな、貧乳だけど」 と言うと、強調しているのは可愛さであり、僅かな欠点として貧乳があるということになる。 「貧乳がある」 と言うのもなんだか矛盾した表現だけど。 これが逆に 「貧乳だったな、可愛いけど」 だと、貧乳こそが大きな問題で、可愛かったってのはほんの気休め程度になってしまう。 僅かな言葉の違いが、大きな意味の違いになってしまうので気をつけなければいけない。

ところでこの歯医者、歯を削る前に 「痛かったら左手を上げてください」 と言い、実際に削ってる最中には 「痛いですか?」 と訊いてきた。 痛くないのだが、俺はいったいどうすりゃいいんだ。 痛くないときは右手か?

それで思い出した、ちょっと面白かった問題を一つ。

AとBとCが1000円ずつ出して3000円の物を買うことにした。 しかし3人とも買いに行く時間が取れなかったので、Dに金を渡して買ってきてもらうことにした。 Dはその物を値切って2500円で買い、余った金のうちの200円を自分のものにして、300円を返した。 AとBとCはそれを100円ずつ分けた。

さて、AとBとCはそれぞれ900円を払ったことになる。 その合計は2700円。 これにDが取った200円を合わせると2900円で、最初の3000円に100円足りない。 足りない100円はどこに行ったのか?

これ、なんかの本に載っていたんだと思うが、何だったかな。