昨日はやたら眠くて、11時には横になった。 そのまますぐに眠ったと思う。 で、目が覚めて、 「あれ？ なんで目が覚めちゃったんだろ？」 と、時計を見ようとした瞬間に、ガガガガッと音を立てて揺れた。 それからちょっと、カタカタカタと小さく揺れた。 テレビをつけると、震度3と表示されていた。
カラスが、自分の首から先ぐらいの大きさの灰色の鳥を、足で押さえて啄んだり、咥えて地面に叩きつけたりしていた。 灰色の鳥は、もう死んでいるか、生きていたとしても殆ど死んでいる状態のようで、為すが侭に振り回されていた。 そのカラスの周りを、カラスに弄られているのと同じ灰色の鳥が2羽、ギッギッとけたたましい声を上げて飛び回っていた。 飛び回るだけではなく、時々カラスに向けて突っ込んでいく。 カラスが威嚇するように嘴を向けると、慌てて向きを変えて離れるのだが、しばらくするとまた突っかかっていく。 カラスが飛び立って場所を変えると、２羽の鳥もカラスを追う。 そうして、鳥達は向かいのアパートの後ろに消えた。