2001 07 23

将棋倒し

花火大会で、将棋倒しになって、8人の子供と2人の老人が死んだ事件。

実際にあの場にいた人たちがインタビューを受けて語っていたのは、この2点に集中していたように思う。 それらが、意図を持って選ばれたのか、実際に皆がそう言っていたのかは判らない。 しかし、そういったコメントをする人は、どこかに 「自分も加害者である」 という意識があって、それから目をそらしたいのではないかと、想像してみたりもする。 大勢から押されたとはいえ、自分の体が誰かを圧殺してしまったのだ。 具体的に自分以外の誰かを悪者にしないと、やりきれないのではないか、と。 そのターゲットには、行政や警察なんかが判り易くていいのだな。 得意の 「こっちは税金を払ってるんだから」 ってやつだ。

しかし、導かれなければまともに歩けないものが、導いてくれないと文句を言うのは、なんか無様だよなぁ。 ま、自分がその場にいないからいえることなんだろうけど。 そのついでに言えば、混雑が判りきっているところに子供なんか連れて行かなければいいのだ。

あと、どうでもいいことだけど、

ドミノ倒し

大きさが揃っている物が次々と倒れる

将棋倒し

大きさに違いのあるものが次々と倒れる

と定義されていて、それで今回の事件は将棋倒しと言われるのである。