2001 08 06

原爆投下の日(広島)

久し振りの雨。

そう言えば今日は、広島に原爆を落とされた日だったんだな。 広島にいたときは、学生だったこともあって、この日に向けた原爆ムードの高まりを嫌と言うほど感じさせられたものだが、広島を離れてからは、ニュースで見て 「そう言えばそうだったな」 と思う程度。 もっとも広島にいたときだって、灯篭流しや公園での死んだ振りに、 「くだらない」 という感想しかなかったけど。

で、原爆の式典には小泉君が来ていたのだが、その表情がまた随分と疲れた様子。 何かと苦労が絶えないんだね。 当面の問題は、靖国神社参拝か。

靖国神社。 参拝賛成派の人は 「A級戦犯であっても、死んで祀られれば、それは神である」 とするのが日本の伝統的な文化なのだと言う。 そして、一度神として祀ったものを、堕すことはできないのだと。 犯罪者には死してなお鞭打つ中国や朝鮮とは違うのだと。 で、こう言われた反対派の人が、 「じゃあ、西郷隆盛が祀られてないのはなぜだ?」 などと、相手の土俵に上がってしまって、テレビを見ている俺を苛々させるのだ。 そうじゃないだろう、反対派。 正しい突っ込みは、 誰も神なんて信じていない だ。 伝統はそうだったかもしれないが、今の世の中、誰も神なんて信じていないだろう。 小泉君はもちろんのこと、靖国神社の神主(?)だってきっとそうだ。 「あなただって、本当は信じてないんでしょう?」 って言え。