2002 07 21

少林サッカー

久し振りに噂の東京マガジンを見た。 女の子に料理をさせてその駄目さを笑うコーナーでは、お題の料理はポテトサラダ。 今回は全員が上手く作ってしまっていた。 このコーナー、日曜日の昼間にテレビを見ているのは、今時の若い者に文句を言いたいおっさんおばさんであると割り切って、その人たちにつかの間の優越感を感じさせるのが狙いだから、 「平成の常識を探るなら、おっさんおばさんにパソコンを使わせてみたらどうか? 年寄りに切符の乗り越し精算機を使わせてみたらどうか?」 なんて言ってはいけない。 たぶん。 しかし、現場のスタッフが料理を作る女の子達に敬語で話さないってのは、あんまり感心しないかな。

昨日、吉祥寺で少林サッカーを見た。 喩えは少々古いが、リングにかけろや聖闘士聖矢の車田正美がサッカー漫画を描いたら、こんな風になっただろうという感じ。 侍ジャイアンツやキャプテン翼を、もっとぐっとエスカレートさせたような。 しかもそれが実写。 強烈なシュートが、本当に炎の虎になって牙を剥いたりするのだ。 風圧で地面が抉れたりするのだ。 なんというか、まあ、馬鹿映画は馬鹿映画で面白い。

帰りの電車の中、鮎釣りの話をしているおっさん達がいた。 おっさん達が言うには、釣りは鮎が最高で、鮎は友釣りが最高らしい。 囮の鮎に寄ってくるのが、友達だと思ってのことなのか、縄張りを荒らす敵だと思って追い出そうとしているのか、まだはっきりしていない。 はっきりしていないが、たぶん縄張り意識だろうという方向に傾いている。 そんな状況で、あの釣り方を 「友釣り」 というのはどうかと思ったが、よくよく考えてみれば、 「強敵と書いて友と読む」 のだから、どっちにしたって友釣りか。

今日も暑い。