2002 10 07

上海:日本語は通じない

朝、7時ぐらいに目が覚める。 いい天気。 中国の朝は自転車だらけ、という噂の真相を確かめようと窓から見下ろしたら(俺の部屋は25階)、申し訳程度にちょろちょろ走っているだけだった。 走っている数はちょろちょろだが、その走りは堂々たるもの。 とりあえず信号は無視。

全然腹が減ってないのだが、せっかくだからホテルの朝食を食べに行ってみた。 日本語が通じると聞いていたのだが、さっぱり駄目。 多分どこでもそうなんだろう。 日本語が通じるとは、あんまり期待しないほうがいいようだ。

9時出社。

まずはあちらさんのネットワークに接続するために、IPアドレスやDNSの設定。 しかし、設定以前にHUBとケーブルがぼろくて、接続よりもむしろ接触が不安定。 うかつにケーブルに触れない。

そして、今日のメインの機能説明。 10人弱の上海人を前に、まず俺が日本語で喋る。 そして、俺が喋ったことを、日本から同行した上海人が上海語で喋る。 ゲンチャーズが上海語で質問する。 上海人が上海語で答える。 なんか知らんが、だんだんみんなの声が大きくなる。 何が問題なのか、ものすごく大雑把には判るが、細かいことはさっぱり判らない。 ちゃんと伝わっているのだろうか。 不安だ。

ゲンチャーズは、普通に日本語が話せるのが一人いるが、後のメンバーの日本語は俺の英語と同じぐらい。 読むのはそれなりだが、聞くのは怪しく、話すのはさっぱり。 まあでも、日本語がそこそこ読めるのは助かるな。 仕様書は日本語だし。 そうそう、上海人の曰く、 「日本語は、書く言葉と話す言葉が違うのが難しいね。 中国では同じ。 それと、敬語が難しいね。 敬語、中国語には無い。 昔あったけど、今の中国の若い人は無い。 古い人だけ」 なんだそうだ。

7時前に切り上げ。

ホテルに帰って、部屋にインスタントのうどんが置いてあるのに気がついた。 日式烏冬と書いてある。 「烏冬」 は 「うどん」 、音をそのまま当てているのだな。 せっかくだから食ってみたら不味かった。 負けた気分。