2003 01 01

小雪

去年末からずっと風邪でダウンしていたせいもあって、今一つ実感の無い新年初日。 窓を開けると、ちらちらと雪が降っていた。

昨日は、猪木軍 VS K-1最強軍 VS PRIDE を見ていた。 そのいくつかの試合の感想など。

ヤン・ザ・ジャイアント・ノルキア VS 安田忠夫

組み付いて倒して安田の勝ちと思っていたのだが、安田、2R・TKO負けだった。 組み付いているときにこつこつ打たれたダメージの蓄積があったのだろうが、決定打があるわけでもないのにセコンドからタオル投入というのが、なんとも情けない。 大きな体重差があるとはいえ、組み付いているのに倒せないのでは、もう引退した方がいいのではないか。

マイク・ベルナルド VS ゲーリー・グッドリッジ

ベルナルドが、前回の雪辱となる1R・KO勝利。 ま、当然だろう。 K-1 ルールならベルナルドのほうが圧倒的に有利なのだから。 もっとも、前回はそれが油断につながり、敗戦を招いたのだが。

ミルコ・クロコップ VS 藤田和之

連打ではなく単発で、しかし確実にプレッシャーとなるパンチ,キック。 タックルは確実に切り、倒された場合は堅実にガード。 と、ミルコが積み上げてきただろうトレーニングの成果ばかりが目立つ試合だった。 割と短い時間のラウンド制も、倒されても暫く我慢すれば仕切り直し、と、ミルコに有利に作用していた。

吉田秀彦 VS 佐竹雅昭

あっさり吉田が勝利。 組み付かれるまでに佐竹がどれだけやれるかが見所だったのだが、何もできずに終わってしまった。 一撃で決めるつもりの空手らしい突きか蹴りを佐竹が出して、それが駄目だったら吉田に組み付かれて終わり…という展開を期待していたのだが、ちょこちょこ牽制しているうちにやられてしまったのが情けない。 ちなみに佐竹はこれで引退。

ボブ・サップ VS 高山善廣

確実に負けると判っているやり方で挑んで、きちんと無様に負けた高山。 どうやったって勝てないと思っているからこそ採ったのであろう玉砕戦法、予定通りの敗北は、あくまでもショーに徹するプロレスラーらしいと言えなくもない。 そんな試合はつまらないけど。

ところで、K-1 の石井館長は脱税を摘発されているのだが、彼は脱税で得た金の使い道を 「裏のファイトマネー」 と言っていたらしい。 あまり詳しいことは知らないのだが、裏のファイトマネーなんて聞くと、試合が真剣勝負だったってことの真実味がなぁ。 例えば年末の K-1 グランプリ。 アーネスト・ホースト VS ボブ・サップでは、試合はボブ・サップに勝たせる。 ただし、ボブ・サップはその試合のみで、何か理由をつけて欠場する。 後はアーネスト・ホーストが勝ち進むことにして、どっちの顔も立てる、みたいな。 もっとも、そんな目で見ても、K-1の試合の多くは真剣勝負に見えるんだけど。

今年はいきなりタイに出張か。 はぁ…