2003 01 26

タイ:休日

タイに来て初めての休日。

BTSという全線高架化された電車に乗って、デパートがたくさんあるチットロムへ。 電車代は20Bt。 自動券売機では硬貨しか使えない。 紙幣しかなかったので、窓口に行って行き先を告げて20Bt札を出したら、20Btが硬貨で返ってきた。 自動券売機でしか切符は買えないらしい。 その切符も、自動改札に入れる向きが決まっていて、逆だと拒否される。 大雑把なくせに融通がきかないのが、タイらしいと言えばタイらしいが。

チットロムでは、高そうなものばかりが並ぶブランドショップばかりが集まったものや、土産物と免税店の World Trade Center に、日本の SOGO や ISETAN も並んでいる。 伊勢丹はもう完全に日本人向けだな。 本屋にも日本の本がたくさんあって、日本人らしい子供が漫画を立ち読みしていた。 俺もちょっと立ち読み。

一旦ホテルに戻った後、近所の公園に行ってみた。 セパタクローのコートが何面かあって、そこでプレイしていたセパタクラーはけっこう本格的。 卓球のサーブのような姿勢から外廻し蹴りのようにサーブしたり、浴びせ蹴りみたいにスパイクしたり。 作業所の倉庫で見たのとは全然レベルが違う。 あと、ダンスミックスしたベリンダカーライルの曲で、大勢がエアロビクスしていた。 100人以上いたんじゃないだろうか。

夜は、EMPOLIUM のバーガーキングでハンバーガのセット。 人が多かったので持って帰ることにして、ハンバーガーの袋を下げたまま店内をちょっとぶらつく。 デパートの中にあるステージでジャズっぽい演奏をやっていて、ちょうど日本人らしい名前の人が紹介されていたので、しばらく眺めていた。 最初はバンドの前で、次はピアノ弾き語りで、力強く歌う真っ赤な衣装のお姉さん。 弾き語りの最中、スタッフらしき人が、小さな花束を最前列の西欧人風の夫婦に手渡して何か喋っていた。 歌が終わると、その夫婦はちょっと顔を見合わせた後、立ち上がってお姉さんに花束を渡していた。 「歌が終わったら渡してくれ」 と言われたのだろう。 臨時の桜だな。 頼むなら本人の見えないところでやってあげればいいと思うが、逆に、気遣っていることを見せることがタイ人的な気配りなのかもしれない。

ホテルに帰って袋を開けたら、コーラがこぼれてポテトがぐずぐずになっていた。