2003 03 07

脚下照顧

自分が作ったものじゃないプログラムの挙動不審を調べるのに手間取って、昨日は久しぶりに終電で帰った。 それも時間ぎりぎり、冷たい雨の中を駅まで走って。 日頃の運動不足のせいで、走っている最中にちょっとこみ上げてきたのだが、そのこみ上げてきたものがレモンの味でさわやか。 ビタミン補給が謳い文句の菓子を散々食ったからだろう。 吐きそうになってるくせに、口の中がさわやかなレモンの味ってのが可笑しくて、我慢できずに笑顔になっている俺。 雨の中を笑いながら走る自分の姿を思い浮かべてまた可笑しくなるのだが、他人の目には恐怖かもしれないな。 恐るべきは食品科学の力。 南平駅を出ると、雨は雪になっていた。

自分では全然覚えていないのだが、母の話によると、子供の頃の俺はひょっこりひょうたん島が大好きだったらしい。 時間になると、母がテレビの前に椅子を置いて、俺をそこに座らせる。 俺は、片言ながらひょうたん島の歌をいっしょに歌い、食い入るように真剣に見ていたらしい。 たまに母が番組開始の時間を忘れていると、早く椅子を用意しろと、やはり片言で催促していたそうだ。 きっとそのせいだろう。 最近、ひょっこりひょうたん島の歌をモーニング娘。 が歌っているのだが、それを耳にすると妙に楽しい気分になる。 恐るべきは子供の頃の刷り込み。 けど、ひょっこりひょうたん島そのものは、今見るともう面白くないんだろうな。 大人だし。

靴下に穴が…